auを契約していたけど、他社に乗り換えたいと思った時にちょっと気になったことがある。
長年使ってきたauのメールアドレスって、解約後はぽっかりと使えなくなってしまうのだろうか?
実は、auでは解約後もメールアドレスを継続利用できるサービスがあることを調べてみた!
1. auメール持ち運びって何なの?
auメール持ち運びは、au解約後も@au.comや@ezweb.ne.jpのメールアドレスを継続して利用できるサービスである。
2021年12月から開始されたこのサービスにより、他社への乗り換え時にメールアドレスを諦める必要がなくなった。
月額料金は330円(税込)で、UQ mobileやpovo、他の携帯電話会社に移行後も同じメールアドレスでメールの送受信が可能だった。
迷惑メールフィルターなどの機能も引き続き使えるので、使い勝手もほぼ変わらないこと。
申込みには期限があるんです。
au解約日の翌日から31日以内に手続きを完了させる必要があり、この期限を過ぎるとメールアドレスは完全に使えなくなってしまうのだった。
2. 申込み条件と支払い方法はどうなってる?
auメール持ち運びを利用するには、いくつかの条件を満たす必要がある。
まず、au回線に基づいて発行されたau IDを持っていることが前提条件になってくる。
支払い方法は利用している回線によって異なる仕組みだった。
UQ mobileやpovoを利用している場合は、auかんたん決済での支払いが可能。
それ以外の携帯電話会社を利用している場合は、クレジットカードでの支払いのみになる。
・月額料金:330円(税込)/1メールアドレス
・申込み期限:au解約後31日以内
・対象ドメイン:@ezweb.ne.jp、@au.com
・メール保存容量:400MB/5,000件/無期限
申込み手続きは専用サイトからサクッと行えるもの。
au IDでのログインが必要だが、設定も比較的シンプルで、Androidではauメールアプリをそのまま利用でき、iPhoneでは標準メールアプリで利用できた。
3. 解約後に使えなくなる機能もあるの?
auメール持ち運びを利用する際、残念ながら一部の機能が制限される。
最も注意すべきなのは、迷惑メールフィルターの設定がすべてリセットされてしまうこと。
具体的には、メールアドレスの変更機能や一部の自動転送設定など、au契約中に利用していた機能の一部が使えなくなった。
迷惑メールフィルターについては、サービス申込み完了後に改めて設定し直す必要があるのだ。
また、auメール持ち運びはauに直接料金を支払うサービスなので、乗り換え先の携帯会社の請求とは別になってしまう。
支払い方法の管理が少し煩雑になる可能性もあるということ。
4. 代替手段はないの?
月額330円の料金を考えると、無料のメールサービスへの移行も選択肢の一つになってくる。
GmailやYahoo!メールなどのフリーメールなら、どの携帯会社に乗り換えてもスムーズに継続利用できるもの。
フリーメールの最大のメリットは、再度乗り換えをしても移行作業が不要なこと。
Web上にメールが保存されるため、どの端末からでもアクセス可能だった。
ただし、キャリアメール特有の信頼性や、一部サービスでの認証には使えない場合があるんです。
申込み忘れを防ぐポイントですが、
1. au解約前にauメール持ち運びの存在を確認
2. 解約後すぐにカレンダーに申込み期限をメモ
3. au IDとパスワードを事前に確認
4. クレジットカード情報を準備しておく
こんな感じで申込み忘れを防げるもの。
ただし最終的な判断は各自の責任でご検討いただきたい。
メールアドレス変更の手間を考えると、一時的にでもauメール持ち運びを利用して、徐々にフリーメールに移行するという方法も賢い選択かもしれないこと。
まとめ
auのメールアドレスは解約後も「auメール持ち運び」で継続利用できることがわかった。
月額330円という費用はかかるものの、メールアドレス変更の手間や連絡先への通知を考えると、決して高くない投資だと感じるもの。
ただし、31日という申込み期限は絶対に守らなければならないこと。
この期限を過ぎてしまうと、どんなに後悔しても取り返しがつかないので注意が必要だった。
au解約を検討している方は、メール継続利用の判断も含めて、しっかりと計画を立てることが大切である!