おじさんです。
2015年10月にまずアメリカでスタートしたYouTube Red(有料版YouTube)。
賛否両論ありますが、そもそもこれってなんで始まるのでしょうか?
目次
YouTube Redが始まるのはなぜ?
YouTube Redが始まる理由の1つとして言われているのが、「コンテンツブロック」の存在です(ネット上に存在するあらゆる広告を非表示にする機能の事)
コンテンツブロックは最近になって急激に導入率が上がってきており、スウェーデンの人気ユーチューバー(年収14億!)によると、YouTubeは広告収入の40%をコンテンツブロックにより失っている、ということ。
つまりそれは、ユーチューバーの収益も40%下がっている事を意味しています。
これはそのユーチューバーの個人的な調査ですが、チャンネル登録者数もかなりいる(4000万人!!!!)人物なので、ある程度信頼のおけるデータだと思います。(チャンネル登録者がどんな層なのか分かりませんが)
40%の収益減と言ったらこれはかなりの大ダメージのはず。動画を配信する方もやはり収益が上がらなければ、かけられる時間は少なくなるでしょう。
こうして考えると、コンテンツブロックってなにかメリットってあるんだろうか・・・と、ちょっと考えてしまいます。テレビだって、広告が完全に削除されたら収益がなくなってしまいますし・・(録画の為のレコーダーに始めからCM削除をする機能がないのはそういう意味もあると思います)。
とは言え、削除できるものならこっそり削除しちゃいたい気持ちも分かる・・。
YouTube Redでコンテンツブロックで失った収益をカバーできるのか?
ですが、YouTube Redでコンテンツブロックで失った収益をカバーできるのか?と言えばちょっと疑問もあると思います。
YouTube Redは「広告費表示」を1つのウリにしていますが、コンテンツブロックをしている人って、YouTube Redがなくても広告が表示されてないわけじゃないですか。だったら、YouTube Red(広告費表示の機能)は必要ないですよね。
となると、広告の表示が嫌でYouTubeRedを契約するのって、元々普通にYouTubeの広告を見ていた人って事になります。という事は、コンテンツブロックによって失った40%の収益は、戻って来ないまま・・・って事になります。なんだか、正直者が損をしている的な気もしてきました。
広告費表示以外のメリットに期待
そもそもコンテンツブロックを入れる様な層は、元から広告をほぼクリックしない層だと思います。僕はコンテンツブロックは入れてないですが(今のところ)、広告は普通に飛ばします(面白かったら見る)。
ですからYouTubeにこれから求められるのは、コンテンツブロックをしている様な人が課金してでもYouTube Redに加入したくなる様な、魅力的な特典を作る事だと思います。
YouTubeRedはまだアメリカでも一部の機能しか開放されていないのでこれからどうなるのか分かりませんが、会員になった人が「なって良かった」と思える様なサービスになるといいですね。