自転車での片耳イヤホンは禁止か?都道府県別で紹介【東京・千葉・埼玉・京都・愛知・北海道】

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おじさんです。

 

最近になって、自転車運転の取り締まりが強化されました。信号無視は論外として、当然の禁止事項。スマホも禁止だし、もちろんイヤホンをしながらの運転もダメ。

 

イヤホンがダメな理由って、「周りの音が聞こえなくなるから」という事なんですが、これを聞いて、以下の様に考えた人がたくさんいました。

 

じゃあ片耳イヤホンはどうなの?周りの音聞こえてるし・・・

 

確かに、「周りの音が聞こえない」という訳ではありません。これってどうなっているんでしょうか?気になったので、調べてみました。

 

最初に注意!片耳イヤホンにはリスクがあります

まず、片耳イヤホンはちょっとグレーな存在であると思って下さい。以下で説明しますが、都道府県によってその判断がまちまちです。「ダメ!」とハッキリなっているところもあれば、曖昧なところもあります。

 

特徴として「OKですよ」という都道府県はない、と言う事があります。ですので、片耳イヤホンをしていると、日本全国どこでも、警官に呼び止められる可能性があります。「いや、片耳だから・・・」というやりとりで見逃される可能性はありますが、とりあえず呼び止める、となる可能性は高いです。

 

片耳イヤホンは、すでにグレーな存在になっています。大丈夫、と言えるものではありません。「見つかったら声をかけられる」ということはリスクとして知っておいて下さい。そしてその先に「罰則」の危険もありますし、「事故」の可能性もあります。

 

これが前提となります。

 

片耳イヤホン禁止の基準はハッキリしていない

実は、片耳イヤホンの禁止の基準はハッキリいないところが多いです。以下の様なあいまいな判断となっているところがほとんどです。

 

  1. イヤホン自体禁止
  2. イヤホン自体禁止というか「周りの音が聞こえない事」がダメ(逆に言えば周りの音が聞こえていればOK?)
  3. 片耳イヤホンはOK

 

どうでしょうか?見事にあいまいな基準となっています。これは国全体としての基準がなく、その判断が都道府県、ひいては各警察官の判断に委ねられている事が原因だと思われます。

 

おまわりさんも困ってる?

自転車の違反取り締まりが強化されたのですが、これは取り締まる警察官も困るでしょう。あいまいな基準では、取り締まり対象に反論をされる可能性が高いです。国全体として決まっているのではなくて、都道府県別にその基準があいまいだと言うところも困るポイントですね。

 

「この県のサイトにこう書いてありますが」

 

と反論される事が多いと思います。今片耳イヤホンをして自転車に乗っている人は、自分なりの理論武装をしている人が多いでしょうね。警察官としたら、ちょっと面倒な気分にもなるでしょう。

 

都道府県別(一部)の片耳イヤホンのOK・NG

注意ですが、この基準は変更されるかも知れません。曖昧な基準ですが、「これはこう解釈します」と警察が決めてしまえばそれで終わりな気もします。ですから独自の解釈をする場合も、それは正しくないかも知れない・・・・と思っておく事が大切です。「そうとも読めるじゃん」は通用しない可能性があります。

 

それでは一部ではありますが、各都道府県の片耳イヤホンに対する基準を見てみましょう。

 

東京都の基準

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東京都はイヤホン自体が禁止です。音量の問題ではない様です。

東京都のホームページ

神奈川県の基準

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神奈川県は条件付きのOK・・・?とも言えそうです。しかし呼びかけに応答できないなどすると、違反となる可能性があります。応答できても違反になる可能性もあります。

神奈川県のホームページ

千葉県の基準

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「車両」となっていますが、下の方に自転車の事も書いてあるので自転車の含まれる話だと思います。これによると「大音量NG」と「ヘッドホンをしている状態」の関係性が微妙に分かりません。「ヘッドホン自体でNG」なのか「ヘッドホンで大音量がNG」なのか、さらには「ヘッドホンとイヤホンの区別はあるのか」も分かりません。

なんにせよ、OKとは言えません。

千葉県のホームページ

大阪の基準

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大阪の基準は「音量」の様です。周りの音や声が聞こえていればOK?こういうのは「これはNG」と書きながらも「これはOK」とは書いていないところがややこしいですね。

大阪府のホームページ

埼玉県の基準

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埼玉県はまめな担当者の方がいるのか、好感を持てるくらい細かく書かれています。「大音量がNG」みたいですね。ですがやはり、「片耳で音量が小さければいいのか?」というと、そこまで踏み込んではいません。

埼玉県のホームページ

京都の基準

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京都府のホームページは見にくい!笑  すごい文字文字してますね。小さなところに罠が潜んでいる契約書みたいです。

京都はハッキリと「イヤホン禁止」です。片耳も両耳も一様に禁止、という書き方ですね。

京都府のホームページ

愛知県の基準

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※上の画像はQ&A方式になっていて、左が市民の声、左が愛知県の答えです。

愛知県は「イヤホンの装着自体を禁止する事は適当ではない」とハッキリ言ってますね。画期的です。また、大音量の基準については「呼び止めても気付かない」としていて、これも具体的です。

愛知県のホームページ

北海道の基準

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北海道はちょっと曖昧な書き方をしています。「イヤホンやヘッドホンを使う事自体が違反に繋がる」のか「イヤホンやヘッドホンをして大音量にする事が違反に繋がる」のかが微妙に分からない文章です。少なくとも「OK」という感じではないです。

北海道のホームページ

罰則は?

違反として捕まった場合、それが「3年以内に2回以上の摘発」だった場合は、「自転車運転者講習の受講」が命じられます。これには5700円が必要です。その受講を無視した場合、5万円の罰金が課せられる事になる様です。

 

 

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記事の内容は執筆当時のものとなります。何卒ご了承下さいませ。




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