iPhoneを使っていて突然画面に「高温注意」と表示され、その警告がいつまでも消えずに困った経験はありませんか?
この温度警告が表示されると基本的にすべての機能が停止してしまい、緊急電話以外の操作ができなくなってしまいます。
でも安心してください!
適切な対処法を知っていれば、ほとんどのケースで問題を解決できます。
ただし、間違った方法を試すとiPhoneが壊れる危険性もあるので注意が必要です。
今回は高温注意の表示が消えない時の正しい対処法を詳しく調べてみました!
高温注意が出た時の基本的な対処法は?
iPhoneに高温注意が表示されたら、まずは慌てずに正しい手順で対処することが大切です。
基本的な対処法をしっかりと実践すれば、多くの場合で問題を解決できます。
まず最初に試したい対処手順は、
1. すぐに使用を中断する
2. 電源ボタンを長押しして電源を切る
3. iPhoneケースを外す
4. 涼しい場所に移動させる
5. 自然に冷めるまで放置する
こんな感じで進めると安全に対処できます。
一番大切なのは電源を切ることで、内部の発熱を完全にストップできるんです。
高温注意の表示が出ているときは、タッチパネルでの操作はできなくなっていますが、電源ボタンは操作できる状態です。
ただし、本体がかなり熱くなっている可能性があるので、やけどの危険もあります。
iPhoneに触れるときはハンカチなど布越しに触って、安全に電源を切るようにしてくださいね。
高温注意が消えない原因は何?
通常であれば電源を切って冷やせば高温注意の表示は消えるはずですが、時には警告が消えずに困ってしまうケースもあります。
消えない原因にはいくつかのパターンがあるんです。
最も多い原因は、iPhone内蔵のリチウムイオンバッテリーの経年劣化です。
劣化したバッテリーは正常に動作せず、異常な発熱を起こすことがあります。
また、落下などの強い衝撃や経年劣化によって基板に流れる電気の流れがおかしくなり、高熱を持つようになるケースも意外と少なくありません。
その他の原因としては、
・バックグラウンドで動作するアプリが多すぎる
・ソフトウェアの不具合
・充電をしながらの使用
・直射日光の当たる場所での使用
・厚手のケースによる放熱不良
これらの要因が重なることで、高温状態が続いてしまう場合があります。
涼しい場所で使用していても頻繁に高温になる場合は、iPhone内部の精密部品に何らかの異常があると考えられますね。
やってはいけないNG行動とは?
iPhoneが高温になったとき、早く冷やしたい気持ちから間違った方法を試してしまう人も多いのですが、これは絶対に避けるべきです。
誤った対処法によって逆にiPhoneが壊れてしまうこともあります。
特に注意したいNG行動は、
・冷蔵庫や冷凍庫に入れる
・氷や保冷材を直接当てる
・エアコンや扇風機の強風を直接当てる
・高温状態で充電を続ける
・濡れタオルで包む
どれも効果がありそうに見えますが、実際にはiPhoneに大きなダメージを与える危険な方法なんです。
急激な温度変化は内部の部品やバッテリーを傷め、結露による故障を引き起こす危険があります。
特に冷蔵庫に入れるのは絶対にダメ!
iPhoneの内部に結露が発生して、水没故障と同じ状態になってしまう可能性が高いんです。
また、高温状態で充電するのも要注意です。
バッテリーに負荷がかかり、さらにiPhoneの温度を上げてしまう原因になります。
iPhoneの充電が少なくても、温度が下がるまでは絶対に充電しないようにしましょう。
根本的な解決策はある?
基本的な対処法を試しても高温注意が頻繁に表示される場合は、根本的な問題を解決する必要があります。
そのままにしておくと故障の原因になってしまうので、しっかりと対策を取ることが大切です。
まず試してみたいのがバッテリー交換です。
iPhone内蔵のリチウムイオンバッテリーが経年劣化を起こすことで様々な不具合が現れるため、劣化したバッテリーを交換することで症状が改善される可能性があります。
バッテリーの劣化度は「設定」から「バッテリー」、「バッテリーの状態」で確認できますよ。
ソフトウェア面での対策も重要です。
対処方法としては、
・iOSを最新バージョンに更新する
・バックグラウンド更新を制限する
・高負荷なアプリを終了する
・アプリの自動ダウンロードをオフにする
これらの設定変更で負荷を軽減できます。
それでも問題が解決しない場合は、基板修理が必要になるかもしれません。
心臓部である基板に何らかの不具合があると考えられ、故障した基板の修理を行うことで電気の流れを正常に戻し、症状を改善できる可能性があります。
高温注意への適切な対処で快適なiPhoneライフを
高温注意の表示が出たときは、焦らず正しい手順で対処することが何より重要だと感じました。
電源を切って涼しい場所で自然に冷やすという基本的な方法で、ほとんどのケースは解決できるんですね。
ただし、間違った冷却方法は故障の原因になるので要注意です。
特に冷蔵庫に入れたり急激に冷やしたりするのは絶対にやめましょう。
また、頻繁に高温注意が表示される場合は、バッテリー交換や基板修理などの根本的な解決が必要になることもあります。
適切な対処法を知っていれば、高温注意が出ても慌てることなく対応できます。
大切なiPhoneを長く使い続けるためにも、正しい知識を身につけておくことが大切だと思います。