iPhoneを充電していたら、本体がじんわり温かくなっているのを感じたことはありませんか?
「このまま充電を続けて大丈夫なの?」と心配になってしまいますよね。
実は、充電中の軽い発熱は正常な現象なんです!
でも、あまりにも熱すぎる場合は要注意。
そのまま放っておくと、バッテリーの劣化や故障の原因になってしまうことも。
今回は、iPhone充電中の発熱について詳しく調べてみました!
iPhone充電中の発熱って正常なの?
iPhoneを充電している時に本体が温かくなるのは、実は自然な現象です。
バッテリーに電気を蓄える際、内部で化学反応が起こり、その過程で熱が発生するからなんです。
Appleによると、iPhoneの最適な動作温度は0°C〜35°Cとされています。
この範囲内であれば、軽い発熱は問題ありません。
ただし、45℃を超えるような異常な高温になったり、本体が膨らんで見えたりする場合は危険な状態です。
そんな時は即座に充電を停止して、本体を冷ましましょう。
正常な発熱と異常な発熱を見分けるポイントは「手のひらで5秒以上触れられるかどうか」です。
手で持てる程度の温かさなら心配いりませんが、触るのがためらわれるほど熱い場合は注意が必要ですよ。
なぜ充電中に熱くなってしまうの?
iPhone充電中の発熱には、いくつかの原因が考えられます。
最も多いのが「充電しながらの使用」です。
充電しながら動画を見たりゲームをしたりすると、バッテリーは「電気を蓄える」と「電気を消費する」という相反する作業を同時に行うことになります。
これによって負荷が増大し、通常よりも多くの熱が発生してしまうんです。
その他の原因として、以下のようなものがあります。
・高出力の非純正充電器の使用
・充電ケーブルの断線や劣化
・バッテリー自体の劣化(最大容量80%以下)
・iPhoneケースによる放熱の阻害
・高温環境での充電
特に夏場の車内や直射日光の当たる場所での充電は、外部からの熱も加わるため、より発熱しやすくなります。
充電環境にも気を配ることが大切ですね。
熱いまま放置するとどんな危険があるの?
「少し熱いくらいなら大丈夫でしょ」と思って放置するのは、実はとても危険です。
異常な発熱を続けると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
まず心配なのがバッテリーの劣化です。
高温状態が続くと、バッテリー内部の化学反応が活発になりすぎて、リチウムイオンが減少してしまいます。
これによってバッテリーの寿命が短くなり、充電の持ちが悪くなってしまうんです。
さらに深刻なのが発火の危険性です。
バッテリーが異常に膨張したり、本体から煙が出たりした場合は、発火する可能性もあります。
そんな時は絶対に触らず、できるだけ離れた場所で様子を見ましょう。
iPhone内部の精密部品も熱に弱いため、高温が続くとアプリの強制終了や動作不良を引き起こすこともあります。
大切なデータを守るためにも、異常な発熱は見逃せませんね。
安全に充電するための対処法は?
iPhone充電中の発熱を防ぐには、いくつかの対策が効果的です。
最も重要なのは、充電中はiPhoneの使用を控えることです。
「充電しながらスマホ」は便利ですが、バッテリーには大きな負担になります。
どうしても使いたい場合は、動画視聴やゲームなど負荷の高い操作は避けて、軽い作業にとどめましょう。
具体的な対策方法をご紹介しますね。
1. 充電中はiPhoneの使用を控える
2. 純正または認証済みの充電器を使う
3. iPhoneケースを外して放熱を良くする
4. 涼しい場所で充電する
5. バッテリーの状態を定期的にチェックする
バッテリーの状態は「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から確認できます。
最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリー交換を検討することをおすすめします。
また、寝る前に充電を始めて朝まで放置する「ながら充電」も、できるだけ避けたいところです。
充電が完了したら、こまめにケーブルを抜く習慣をつけましょう。
iPhoneの充電発熱は適切な対応で解決できる
iPhone充電中の軽い発熱は正常な現象なので、過度に心配する必要はありません。
ただし、異常に熱くなったり持てないほど熱い場合は、すぐに充電を停止して対処することが大切です。
普段から充電しながらの使用を控え、純正ケーブルを使い、涼しい環境で充電するよう心がければ、発熱トラブルは十分に防げます。
バッテリーの状態もたまにチェックして、劣化が進んでいる場合は早めに交換しましょう。
正しい知識と適切な対応で、iPhoneを安全に長く使い続けられますよ。
発熱が気になった時は、まず充電を一時停止して、本体の温度が下がるのを待つのが一番です。