おじさんです!
僕がこっそりやっているゲームに「ねこあつめ」というものがあるのですが、今回Xperia Z3 compactからGalaxy S7 edgeに機種変更するにあたってデータの引き継ぎをしたいと思いました。
ですが調べてみると・・・
今回はねこあつめのデータ移行の顛末をご紹介します。
初めに結論を言っておくと、
以下の方法を使えばAndroid→Androidの機種変更時のデータ移行も普通に出来ます。
au→docomoなどキャリア変更していても問題ありません。
※この方法はねこあつめ以外のアプリデータを移行する際にも使えるかと思います。
※以下でしつこく書いてしまってますが、自己責任でお願いします。
内容は記事執筆当時(2016年5月23日)の検証内容であることをご理解下さい。
目次
機種変更にねこあつめのデータ移行はできる?運営会社の回答は・・・
スマホの機種変更時にデータ引き継ぎができるかについて、ねこあつめの運営会社は以下の様にコメントしています。
現在、アプリ側ではデータの引き継ぎを行う方法はありません。
引き継ぎについては検討を行っておりますが、セーブデータ量が非常に大きいため時期や方法を現段階ではお約束できない状態です。(via・nekoatsume.com)
ねこあつめの様なゲームで「セーブデータ量が非常に多いため」という理由はちょっと納得しにくかったのですが、「1500万ユーザー分の(ダウンロード数)セーブデータを運営がオンライン上で管理する」と解釈すると、確かに負担が大きすぎるのかも?
iPhoneの場合、ねこあつめの引き継ぎは簡単にできるらしい
ねこあつめのデータ引き継ぎは、以下の様なパターンに分けられると思います。
- iPhone→iPhoneの引き継ぎ
- Android→Androidの引き継ぎ
- iPhone↔Androidの引き継ぎ
この中で①の「iPhone→iPhoneの引き継ぎ」に関しては、特に問題なくできるはずです。
旧iPhoneのデータをPCなりiCloudなりに保存して、そのデータを新iPhoneで復元すればいいだけのはず。
これはiPhoneを買い換えした事がある人は普通にやった事があるはずの作業です。
問題は②と③です。
恐らく③は厳しいでしょう。ねこあつめの運営がユーザーのセーブデータをオンライン上で管理して引き継ぎさせてくれないと、ユーザー単位では難しいと思います(LINEのゲームはこの仕組みで引き継ぎがカンタンに出来ます)。
僕の場合は②に該当します。
古いAndroidから新しいAndroidに以降したいのですが・・・。
古いAndroidから新しいAndroidにねこあつめのデータを移行する事は可能!!(ただし保証なし。自己責任で)
古いAndroidから新しいAndroidにねこあつめのデータを移行することは出来ます!
しかもこの方法はau→docomoなど違うキャリア間でも有効です(確認済み・・・ですが自己責任で)。
以下の方法で引継ぎ出来ます。
準備 〜必要なもの〜
今回ご紹介する方法には以下のものが必要となります。
- 古いスマホ
- 新しいスマホ
- パソコン
- USBケーブル(スマホ充電ケーブル)
- microSDカード(またはDropBoxなどのクラウドストレージ)
説明 〜大まかな手順〜
この方法では大まかに分けて以下の手順が必要となります。
- 古いスマホからmicroSDカード(またはDropBoxなどのクラウドストレージ)にねこあつめのデータを保存する
- microSDカード(またはDropBoxなどのクラウドストレージ)から新しいスマホにねこあつめのデータを移動する
なおこの方法はねこあつめのデータ移行として正式なものではありません。
上に書いた通り、ねこあつめの運営会社としては「データ移行は今のところできない」というのが正式な回答となります。
この方法を行うときは自己責任でお願いします。
これはねこあつめのデータに関する事に関わらず、今回の方法を行う事で予想される事、予想されな事も合わせた全ての事に対してです。
(まあそんな大げさな事にはならないと思いますが・・・僕も実際に試しているので)
ねこあつめのデータを古いスマホから新しいスマホに移行する方法
手順① パソコンとスマホ(新旧2台とも)に「Helium(ヘリウム)」をインストールする
今回データ移行の橋渡しをしてくれるのは「Helium」と言うアプリです。
このアプリを使って古いスマホからパソコンにデータを吸い出し、更にパソコンに保存したデータを新しいスマホに移行させる事になります。
スマホ版の「Helium」は以下のリンクから
→リンク(Google Play ストア)
パソコン版の「Helium」は以下のリンクから
→リンク(Helium公式サイト)
上のリンクからスマホとパソコンの両方にHeliumをインストールして下さい。
(スマホ版は古いスマホと新しいスマホ両方にインストールです。無料版でOKです)
パソコン版はWindowsやMacなど自身の環境に合ったものを選択する様にして下さい。
僕の環境はMacなので、Mac版をインストールします。
Mac版Heliumの起動方法!「開発元が未確認のため開けません」??
Mac版はインストールして開こうとすると「開発元が未確認のため開けません」と表示されます(設定によってはされないかも?)。
この表示が出たときは、
- Mac左上のリンゴマークから「システム環境設定」を選択
- 「セキュリティとプライバシー」を選択する
- タブ「一般」を選択する
- 「Heliumは開発元を確認できないため、開けませんでした」の横にある「このまま開く」を選択する
この手順でHeliumを開けるはずです。
もしも④の手順で開けない場合は、④の手順時に「すべてのアプリケーションを許可」を選択しましょう。
ただしセキュリティ面が低下するので、Helium使用後は「Mac App Storeと確認済みの開発元からのApplicationを許可」に設定を戻しておきましょう。
手順② パソコン版のHeliumを起動する
インストールしたパソコン版のHeliumを起動すると、上の様な画面が起動します。
英語で「Androidスマホをパソコンに繋いでね」と書かれているので、いつも充電に使っているUSBケーブルを使って接続しましょう。
手順③ 古いスマホをパソコンにUSB接続する
古いスマホをパソコンにUSB接続します。
上の写真の様になります。
データ転送に対応したものである必要があります!!
ご注意くださいませ・・・(´・ω・`)
手順④ 古いスマホからアプリデータを吸い出す
古いスマホにインストールしたHeliumを起動すると、いくつかの設定をする様に促されます。
難しいものではないので、指示に従っていれば大丈夫です。
まず最初に「USBデバッグ」というものを有効にする様に言われます。
右下の「USBを有効にする」を選択しましょう。
「OK」をタップします。
「USBデバッグ」に項目にチェックを入れて、戻るボタンでHeliumに戻ります。
「OK」をタップします。
今度は「PTPを有効にする」を選択します。
「OK」をタップします。
「写真転送モード(PTP)」にチェックを入れて、戻るボタンでHeliumに戻ります。
「OK」をタップします。
ここまでの手順でHeliumが使える様になりました。
上の様に画面の大部分が黒いメニューに覆われていますが・・・
「0個のアプリが・・」の上にある線の辺りを下にスワイプして、「バックアップ」の領域を広げましょう。
「バックアップ」のタブから「ねこあつめ」を探しましょう。
50音順になっているので、探しやすいかと思います。
「ねこあつめ」にチェックを入れて、下の「バックアップ」をタップします。
バックアップ先を選択します。
本当はここに「microSDカード」の項目があるらしいのですが、僕の環境ではmicroSDカードを挿しても表示がありませんでした。
Internal Storage(内部ストレージ)かクラウドストレージアカウント(DropBoxなど)を選択するのが良いと思いますが、ここではInternal Storage(内部ストレージ)を選択しました。
ですので以下の手順は「Internal Storage」を選択した場合、となります。ですがクラウドストレージを選択した場合も大きくは変わらないでしょう。
ねこあつめのデータバックアップが完了しました。
このデータを新しいスマホに入れる事が出来れば、ねこあつめのデータ移行ができる、という事になります。
内部ストレージに保存したアプリデータをmicroSDカードに移動する
今回はまず内部ストレージにアプリデータを保存した為、このデータをmicroSDカードに移動する必要があります。
内部ストレージにデータあるままでは、新しいスマホに移行できない為です。
Androidスマホにはデータファイルを操作する為のソフトが標準で搭載されているはずなので、それを起動しましょう。
例えばXperiaの場合は「File commander(ファイルコマンダー)」、Galaxyの場合は「マイファイル」となるはずです。
Heliumで吸い出したアプリデータは「Carbon」というフォルダの中に入っているので、内部ストレージにあるCarbonをSDカードに移動させる様にしましょう。
上の画像の様に、SDカードにCarbonフォルダを移動します。
手順⑤ 新しいスマホをパソコンにUSB接続する&ねこあつめをインストールする
パソコンから古いスマホの接続を外し、今度は新しいスマホを接続します。
加えて、新しいスマホにねこあつめがインストールされていない場合はインストールしておきましょう。
手順⑥ 新しいスマホにアプリデータを入れる
先ほどの手順で古いスマホのアプリデータはmicroSDカードに入っています。
このままでは新しいスマホにデータを移行する事が出来ません。
なので、古いスマホに挿していたmicroSDカードを新しいスマホに挿し替えて、microSDカードに入っているCarbonフォルダを新しいスマホの内部ストレージに移動する必要があります。
新しいスマホに先ほどのmicroSDカードを挿して、新しいスマホのファイル操作ソフトを起動します。
SDカードの項目からCarbonフォルダを探し、それを新しいスマホの内部ストレージに移動します。
上の様に、新しいスマホの内部ストレージにCarbonフォルダを移動できたらOKです。
新しいスマホでHeliumアプリを起動します。
ここでまた「USBデバッグ」や「PTP」の設定がありますが、先ほどの同じ手順なので割愛します。
上の様にHeliumが使える様になったら、「リストアと同期」のタブを選択します。
「ねこあつめ」にチェックを入れて、下の「リストア」を選択します。
リストアが完了しました。
これでアプリデータの移行は完了です。
これでねこあつめを起動すると・・(ドキドキ)
にぼしが!!!!ちゃんと引き継がれてる!!!
ねこのデータもちゃんと引き継がれてる!!!!
・・・という事で、慣れてしまえば結構カンタンでした。調べるのは難儀しましたが、また買い換えた際には難なくデータ引き継ぎできそうです。
諦めなくて良かった・・!
Androidスマホを使っている人でねこあつめのデータ引き継ぎを諦めている人は多いと思うので、そんな人が近くにいたら、この方法をぜひぜひ教えてあげて下さい。(とは言え自己責任ですが・・・)
最初にも書いた通りこの方法は非公式なものなので、いつ使えなくなるか分からないという問題もある事を理解しておいた方が良さそうです。
※Macを使っている人で「開発元が未確認のため・・」の部分で「すべてのアプリケーション」を選択した人は、元に戻しておきましょう!
追記・ねこあつめを作った会社が「旅かえる」という新ゲームをリリースしています!
突然ですが、「旅かえる」というゲームアプリを知っていますか?
ねこあつめを作ったところが新しくリリースしたゲームなのですが、ねこあつめとは違った味わいで楽しいです!
ねこあつめと同様、基本無料で楽しむことができるので、ぜひぜひ遊んでみてください!