「マイナポイント20,000円分、申込は2025年10月18日まで」というメールが届いて驚きました!
期限が明日なんて焦ってしまいますが、このメールは詐欺の可能性が極めて高いんです。
マイナポイント第2弾は既に2023年9月末で申込受付を終了しており、2024年3月31日に事業自体が完了しています。
つまり、2025年10月の時点で全国向けにこんなメールが届くこと自体がおかしいんです。
同じ内容のメールが詐欺メールとして各所で報告されており、リンクをクリックするのは危険です!
1. このメールは本物なの?
「2025年10月18日まで」という期限付きのマイナポイントメールは詐欺である可能性がとても高いです。
マイナポイント第2弾の申込受付は2023年9月30日に終了しています。
さらに、事業そのものが2024年3月31日をもって完全に終了しているんです。
つまり、2025年10月の時点で「申込は明日まで」という案内が全国的に届くこと自体があり得ません。
実は、まったく同じ内容のメールが2025年10月中旬から大量に出回っているんです。
複数の詐欺情報サイトで警告されています。
送信元アドレスも「@track14.lizlot.com」のような不審なドメインが使われており、公的機関とは無関係です。
こうした詐欺メールは、期限を設けて焦らせることで冷静な判断力を奪おうとします。
「明日までです!」「お見逃しなく!」といった言葉で急かされると、つい「とりあえず確認しなきゃ」と思ってしまいます。
それこそが送信者の狙いなんです。
1. マイナポイント第2弾は2023年9月末で終了済み
2. 事業自体が2024年3月31日に完了している
3. 送信元ドメインが公的機関と無関係
4. 同じ内容が詐欺メールとして報告されている
2. マイナポイント制度の現状は?
そもそもマイナポイント制度がどうなっているのか、最新状況を整理してみました。
マイナポイント事業は第1弾と第2弾が実施されました。
第1弾は2020年9月から2021年にかけて行われ、最大5,000円分のポイントが付与されました。
第2弾は2022年から2023年にかけて実施され、キャッシュレス決済利用で5,000円、健康保険証登録で7,500円、公金受取口座登録で7,500円の最大20,000円分が付与される内容でした。
第2弾の経緯を振り返ると、申込受付が2023年9月30日で終了し、その後2024年3月31日に事業全体が完全に終了しているんです。
現在は新規の申込も、ポイントの付与も一切行われていません。
1. 第1弾(2020年9月〜2021年)最大5,000円分
2. 第2弾(2022年〜2023年9月末)最大20,000円分
3. 2024年3月31日に事業終了
ただ、新しい動きもあります。
2025年4月に総務省から「新たなマイナポイント施策の検討を開始した」という発表があったんです。
これは「第3弾」と明言されたわけではありませんが、物価高騰対策の一環として新しい給付が検討されているようです。
しかし、これはまだ検討段階に過ぎません。
実施が決定したわけでもなければ、申込受付が始まっているわけでもありません。
メールで突然案内が来るような状況ではないんです!
3. 詐欺メールの見分け方は?
マイナポイント以外にも、様々な詐欺メールが日々送られてきます。
見分けるポイントを押さえておきましょう。
まず送信元アドレスを必ず確認することです。
公的機関なら「go.jp」、企業なら公式ドメインから送られるはずです。
今回の詐欺メールでは「@track14.lizlot.com」のような無関係なドメインが使われているケースが報告されています。
メール本文に表示されている送信者名だけでなく、アドレスそのものをチェックするのが重要です。
次に、宛名が不自然でないか確認しましょう。
詐欺メール情報サイトによると、「gangan 様」のように自分とは無関係な名前が記載されているケースが報告されています。
これは大量送信の際に設定ミスをした証拠です。
メール本文の内容も要チェックです。
「マイナポイント第2弾を実施中」と現在進行形で書かれていても、実際には2年前に終了した制度なのだから明らかにおかしいです。
終了した制度を今さら案内する理由はありません。
- 送信元ドメインが公式と一致しているか確認
- 宛名が自分の名前になっているか確認
- 終了済みの制度を案内していないか確認
- 期限を設けて焦らせる内容になっていないか確認
- リンク先URLが怪しくないか確認
こうしたポイントを一つずつ確認すれば、多くの詐欺メールを見抜けます。
少しでも怪しいと感じたら、リンクをクリックせずに削除するのが安全です。
不審なメールを受け取った場合は、国民生活センターや警察のサイバー犯罪相談窓口に相談できます。迷惑メール相談センターでも情報提供を受け付けているので、判断に迷ったら専門機関に問い合わせましょう。
4. 被害に遭わないための対策は?
詐欺メールに引っかからないためには、日頃からの心構えが大切になります。
まず、公式情報を確認する習慣をつけることです。
マイナポイントのような政府の制度は、必ず総務省などの公式サイトで発表されます。
メールで知らされた情報を鵜呑みにせず、検索エンジンで「マイナポイント 現在」などと調べて最新状況を確認しましょう。
個人情報は簡単に入力しないことも重要です。
ホントの公的機関がメールでいきなりマイナンバーやパスワード、口座情報を求めてくることはまずありません。
そういった要求があった時点で詐欺だと判断していいです!
家族や友人と情報を共有するのも効果的です。
「こんなメールが来たけど詐欺らしいよ」と話し合うことで、お互いに警戒心を高められます。
特に高齢の家族がいる場合は、定期的にこうした話題を出しておくと安心です。
セキュリティソフトの導入も検討しましょう。
フィッシングサイトへのアクセスをブロックしてくれる機能があれば、うっかりリンクをクリックしてしまった場合でも被害を防げる可能性が高まります。
まとめ
「マイナポイント20,000円分、申込は2025年10月18日まで」というメールは詐欺の可能性が極めて高いです。
マイナポイント第2弾は2023年9月末で申込終了、2024年3月31日に事業そのものが完了しており、2025年10月の時点で全国向けに申込案内が届くこと自体があり得ません。
同じ内容のメールが詐欺として各所で報告されているので、リンクをクリックしてはいけません。
詐欺メールを見分けるには、送信元アドレスの確認、終了済み制度でないかの確認、公式サイトでの情報照会が重要です。
焦らず冷静に判断し、怪しいと感じたら即座に削除しましょう!