Safariのプライベートブラウズを使えば履歴が完全に消えると思っていたんですが、調べてみたら少し違っていました。
端末にはたしかに履歴が残らないものの、実は他のところに記録が残っているみたいなんです。
2025年10月時点の最新情報をもとに、Safariのプライベートブラウズで何が残って何が残らないのか、詳しく調べてみました!
1. プライベートブラウズで残らない履歴は?
Safariのプライベートブラウズを使うと、端末上の履歴はほとんど残りません。
具体的には、訪問したウェブサイトのURLやページタイトル、検索履歴が保存されない仕組みです。
通常モードだと「履歴」から過去に見たサイトが全部出てきますが、プライベートモードではそれがゼロになります。
Cookie(クッキー)も同様で、セッション終了時に自動的に削除される仕組みです!
ログイン状態やサイトの設定も、タブを閉じればリセットされます。
さらに2025年の最新バージョンでは、履歴自動消去タイマー機能が追加されました。
30分や1時間といった単位で自動的にデータを消去できるので、共有端末でも安心感が高まります。
閲覧したサイトのURLやページタイトルは記録されません。検索ワードも保存されず、Cookieはセッション終了時に自動削除されます。フォーム入力情報やパスワードも原則保存されない仕組みです。
2. 実は端末に残ってしまうものもある?
プライベートブラウズでも、すべてが消えるわけではありません。
ブックマークに追加したサイトは通常通り保存されます。
プライベートモードでブックマークした内容は、通常モードでも確認できてしまうんです。
ダウンロードしたファイルも端末に残ります!
プライベートブラウズ中にPDFや画像をダウンロードすると、それらは「ダウンロード」フォルダに普通に保存される形です。
注意が必要ですね。
iCloudで同期している場合、ブックマークや設定は他のデバイスと共有される可能性があります。
ただし、プライベートモードのセッション自体は同期されません。
3. ネットワーク側には記録が残る?
これが一番重要なポイントかもしれません!
プライベートブラウズを使っても、Wi-Fiルーターやインターネットプロバイダ側にはアクセス記録が残ります。
これは、プライベートブラウズがあくまで「端末上の履歴を残さない」機能だからです。
ネットワーク側の記録までは消せません。
会社や学校などの管理されたネットワークでは、ネットワーク監視ソフトで全ての通信が記録されます。
管理者は専用のツールを使って、どの端末がどのサイトにアクセスしたかをチェックできます。
ルーターのログにアクセスできる人なら、誰でも検索履歴を見ることができます。
家族や会社の管理者がルーターログを確認すれば、プライベートブラウズでも閲覧履歴が見られる可能性があります。
- Wi-Fiルーターにはアクセス記録が保存される
- 会社や学校のネットワークでは管理者が全て確認できる
- インターネットサービスプロバイダ(ISP)も記録を保持している
4. IPアドレスの秘匿機能はどうなの?
2025年のSafariでは、iCloudプライベートリレーという機能が提供されています。
この機能を有効にすると、IPアドレスが複数のサーバーで処理されて、ウェブサイト側からユーザーの位置情報や特定が困難になります。
通常のプライベートブラウズだけではIPアドレスは隠れませんが、iCloudプライベートリレーと組み合わせることで匿名性が高まるんです。
ただし、この機能はiCloud+の有料サービスの一部です。
無料のプライベートブラウズだけでは、IPアドレスは通常通り記録されます。
VPNを使っている場合でも、VPNサービス側にはアクセスログが残ることがあります。
完全に匿名で閲覧したい場合は、複数の対策を組み合わせる必要があるかもしれません。
5. プライベートブラウズの使い分けはどうすればいい?
プライベートブラウズは、自分の端末に履歴を残したくないときに便利です。
家族や友人と共有しているiPadで何かを調べるとき、プライベートモードにしておけば後から履歴を見られる心配がありません。
サプライズプレゼントを探すときにも役立ちます!
一方で、よく見るサイトを履歴から素早く開きたい場合は通常モードの方が便利です。
履歴が残っていると、以前見たページをすぐに見つけられるので効率的なんです。
ログイン状態を保持したいサイトも、通常モードがオススメです。
プライベートモードだと毎回ログインし直す必要があって少し面倒ですから。
プライベートブラウズの起動方法ですが、
1. Safariを開く
2. 右下のタブアイコンをタップ
3. 左下の「○個のタブ」をタップ
4. 「プライベート」を選択して完了
こんな感じで切り替えできます。
まとめ
Safariのプライベートブラウズは、端末上の閲覧履歴やCookieを残さない便利な機能です。
ただし、ブックマークやダウンロードファイル、ネットワーク側の記録までは消せないので、完全に痕跡ゼロというわけではありません。
特に会社や学校のネットワークでは管理者に記録が残ることも覚えておくといいと思います。
2025年版では履歴自動消去タイマーやFace IDロック機能も追加されて、より安全に使えるようになっています。
用途に合わせて通常モードとプライベートモードを使い分けると、快適にSafariを使えそうです!