iPhoneでパスコードを何度も間違えて「○○分後にやり直してください」と表示されると、ホントに焦ってしまいます!
実は待つだけじゃない解決方法があるんです。
間違えた回数によって待機時間が段階的に延びる仕組みや、どうしてもパスコードがわからない時の初期化による解決方法も含めて調べてみました!
1.パスコード間違いでロックされる時間は決まっている?
iPhoneのパスコードを間違え続けると、セキュリティ機能により段階的に待機時間が延長される仕組みになっています。
この時間設定は固定されており、ユーザー側で短縮することはできません。
間違えた回数と待機時間の関係は以下のようになっています。
・6回間違い:1分後にやり直し
・7回間違い:5分後にやり直し
・8回間違い:15分後にやり直し
・9回間違い:60分(1時間)後にやり直し
・10回間違い:3時間後にやり直しまたは初期化が必要
つまり最初の数回は短時間で済みますが、間違いを重ねるごとに待機時間がどんどん長くなっていく設計です。
残りの待機時間は画面をピッピッとタップするかサイドボタンを押すことで確認できます。
2.待機時間中にできることはある?
残念ながら、表示された待機時間を短縮する公式な方法は存在しません。
この間はパスコード入力画面に触れることもできず、基本的には待つしかない状況になります。
ただし緊急時には通話機能は利用可能な状態が保たれています。
また、Siriが有効になっている場合は一部の機能が使えることもありますが、セキュリティ上の制限により大部分の操作は制限されています。
待機中は焦らずに、正しいパスコードを思い出す時間として活用するのがベストでした。
メモや紙に控えておいた番号があれば、この機会に確認しておきましょう。
1. 待機時間の短縮方法は存在しない
2. 再起動しても時間はリセットされない
3. 間違い続けると最終的に初期化が必要
4. 緊急通話は可能な状態が維持される
3.パスコードを完全に忘れた場合はどうする?
パスコードを思い出せず、10回の入力制限に達した場合や「iPhoneは使用できません」と表示された場合は、初期化による解決が必要になります。
最も確実な方法はiTunesを使った復元です。
パソコンにiTunesをインストールし、iPhoneを接続してから「iPhoneを復元」を選択すると、工場出荷時の状態に戻すことでパスコードが削除されます。
1. パソコンでiTunesを起動する
2. 純正ケーブルでiPhoneを接続
3. デバイスアイコンをクリック
4. 「iPhoneを復元」を選択
5. 復元完了後に新しいパスコードを設定
ただしこの方法ではiPhone内のデータが全て消去されるため、事前にバックアップを取っていない場合は写真や連絡先などが失われてしまいます。
普段からiCloudバックアップを有効にしておくことが大切でした。
ただし初期化作業は自己責任で行う必要があります。
4.リカバリーモードでの強制初期化も可能?
iTunesでの通常の復元がもっさりと進まない場合や、接続できない時はリカバリーモードを使った強制的な初期化も選択肢の一つです。
この方法はiPhoneが完全に応答しない状況でも実行できます。
機種によって操作方法が少し異なりますが、基本的には電源ボタンと音量ボタンを特定の順序で押し続けることでリカバリーモードに移行できます。
その後パソコンのiTunesで復元作業を行います。
ただしリカバリーモードでの復元もデータが完全に消去される点は同じです。
また操作を間違えるとiPhoneが起動しなくなる可能性もあるため、詳しい知識がない場合はAppleサポートに相談することをおすすめします。
バックアップの有無を必ず確認しましょう。iCloudまたはiTunesでバックアップを取っていれば、復元後にデータを戻すことができます。バックアップがない場合、写真や連絡先、アプリのデータは全て失われます。
結局待つのが最も安全な選択
調べてみた結果、パスコードを覚えている限りは素直に待機時間が経過するのを待つのが最も安全で確実な解決方法だということがわかりました!
初期化による解決方法もありますが、大切なデータが消えるリスクを考えると、多少時間がかかってもサクサクと正しいパスコードで解除するのがベストです。
今回の件で改めて、普段からバックアップを取っておくことの大切さを実感しました!