玄関前に荷物を置いてもらう「置き配」を利用したんですが、帰宅後に確認したら荷物が見当たらないという経験をしました!
こういう時って、補償はあるのか、どこに連絡すればいいのか、すごく不安になります。
郵便局の置き配には保険制度があることが分かったので、詳しくまとめてみます!
1. 郵便局の置き配には補償があるの?
日本郵便の置き配サービスには、2021年から「置き配保険」という補償制度が用意されています。
この保険は東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパンの3社が提供する共同保険です。
置き配による配達完了後の盗難による損害を補償してくれる仕組みになっています。
保険料は日本郵便が負担するため、利用者の負担は一切ありません。
ただし、すべての荷物が対象になるわけではなく、いくつか条件があるので注意が必要です。
1事故当たり最大1万円(送料・消費税・ポイント含む)まで補償されます。保険の適用回数は1年間に2回までです。
2. どんな荷物が補償対象になるの?
置き配保険の対象になるのは、日本郵便と事前に合意したEC事業者から購入した商品に限られます。
具体的には、楽天市場や楽天ブックスなど、日本郵便と提携している通販サイトから購入した商品が対象です。
配送方法は、ゆうパックまたはゆうパケットプラスになります。
置き配を指定した場合、自動的に保険が適用されるので、特別な手続きは不要です。
逆に、個人間の荷物や提携していないショップからの荷物は補償対象外となります。
対象となる条件をまとめると、
・配送方法はゆうパック、ゆうパケットプラス
・日本郵便と提携しているEC事業者からの購入
・置き配指定で自動適用
これらの条件を満たしていれば、盗難に遭った場合でも安心です。
3. 商品が見当たらない時の対応手順は?
荷物が見つからない場合は、まず落ち着いて周辺を確認することが大切です。
指定した場所以外も確認してみます。
第2希望で指定した場所や、玄関周りの別の場所に置かれているかもしれません。
配達員が安全のために別の場所に移動させた可能性もあります。
それでも見つからない場合は、追跡番号で配達状況を確認します。
ホントに配達完了になっているかを日本郵便の公式サイトで確認してください。
配達完了になっているのに荷物がない場合は、配達を担当した郵便局に連絡して状況を報告しましょう。
4. 補償を受けるための具体的な手続きは?
置き配保険の補償を受けるには、いくつかのステップを踏む必要があります。
まず、警察に盗難届を提出します。
保険金請求には盗難届の受理番号が必須なので、必ず控えておきましょう。
盗難届を出したら、配達完了日から15日以内にWeb上の保険金請求フォームから申請を行います。
補償の申請手順は、
1. 警察に盗難届を提出
2. 受理番号を控える
3. 配達完了日から15日以内に申請
4. Web上の請求フォームに必要事項を入力
この手順で申請すれば、スムーズに補償が受けられます。
補償額は購入代金と1万円のいずれか低い方になります。
例えば8,000円の商品なら8,000円、15,000円の商品なら1万円が補償されます。
5. 補償対象外になるケースは?
置き配保険にも、補償対象外となる場合がいくつかあります。
貴金属や金券、生動物などは補償対象外です。
また、置き配を指定せず、感染症予防の観点から配達員の判断で玄関前に置いた場合も対象外になります。
配達完了日から15日を過ぎての請求や、盗難届を出していない場合も補償されません。
さらに、同一の注文者について1年間に3回目以降の請求も対象外です。
- 貴金属、金券、生動物は対象外
- 配達員判断での置き配は対象外
- 15日以内の申請が必須
ヤフオクやPayPayフリマなどの個人間取引で使う「おてがる配送」の場合、置き配後の盗難は補償対象外なので注意が必要です。
まとめ
郵便局の置き配サービスには、1万円を上限とした補償制度が用意されています。
楽天市場など提携しているEC事業者からの購入で、ゆうパックまたはゆうパケットプラスで配送される荷物なら、置き配指定で自動的に保険が適用されます。
もし盗難に遭った場合は、警察に盗難届を出して、15日以内にWeb申請すれば補償が受けられるので覚えておきましょう。
置き配は便利だけど、条件や期限があることが分かりました。
大切な荷物や高額な商品は対面受取にするなど、状況に応じて使い分けるのが安心だと思います!