佐川急便の置き配を使ってみたら、配達完了の通知は来てるのに荷物が見当たらない…!
そんな時ってどうすればいいのか、けっこう気になるところです。
補償はあるのか、誰に連絡すればいいのか、実際に困った時の対応を調べてみました!
1. 佐川急便の置き配で商品が見当たらない時、補償はあるの?
佐川急便の置き配サービスでは、配達完了後の盗難や紛失については基本的に補償対象外となっています。
置き配は指定された場所に荷物を置いた時点で配達完了とみなされるため、その後に荷物がなくなってしまった場合、運送会社としての責任は原則として終了しているという扱いです。
佐川急便の約款にも配達後の盗難や破損は補償の対象外と明記されています。
ただし例外的なケースもあります。
配達員が指定した場所とは違う場所に置いてしまった場合や、置き配を依頼していないのに勝手に置かれてしまった場合など、配達側に明らかな過失がある時は対応してもらえる可能性があるようです。
置き配は配達完了時点で運送会社の責任が終了するため、その後の盗難や紛失は原則として補償対象外です。ただし配達側の過失がある場合は個別に対応されることもあります。
2. まず最初にどこへ連絡すればいい?
荷物が見当たらない場合、最初に連絡すべきなのは商品を購入した通販会社です。
佐川急便に直接連絡するよりも、まずは注文した通販サイトやショップに連絡するのがスムーズな流れになります。
「置き配で届いたはずの荷物が見当たらない」と伝えましょう。
通販会社によっては独自の補償制度を設けているケースがあります。
置き配指定の商品が届かなかった場合に対応してくれるんです。
例えばAmazonなどの大手通販サイトでは、置き配で荷物が無くなった場合に再送や返金の補償を受けられることがあります。
ただしすべての通販会社が補償してくれるわけではないので、各社の対応を確認することが大切です。
通販会社に連絡した後、確実に配達が完了しているかを確認するため佐川急便にも問い合わせてみるとよいでしょう。
配達時に撮影された写真を送ってもらえることもあるので、ホントに指定場所に置かれていたのか確認できます。
3. 盗難の可能性がある場合はどうする?
荷物が盗難された可能性が高い場合は、警察に被害届を提出することをおすすめします。
置き配で届けられた荷物が無くなってしまった場合、法的には盗難被害に該当する可能性があります。
配達完了とされているにもかかわらず荷物が見つからない時は、すぐに管轄の警察に通報しましょう。
被害届を出すことで記録が残ります。
被害届を出す際には、配達完了の通知や配達時の写真など、荷物がたしかに配達されたことを示す証拠があると話がスムーズに進みます。
もしマンションやアパートに住んでいる場合は、防犯カメラの映像を管理会社に確認してもらうのも有効な手段です。
警察への通報は110番で問題ありません。
わざわざ警察署まで出向かなくても、自宅に来てもらって現場を確認してもらえます。
連絡の優先順位としては以下の流れがスムーズです。
1. 商品を購入した通販会社(補償の可能性を確認)
2. 佐川急便(配達状況の確認)
3. 警察(被害届の提出)
4. マンション管理会社(防犯カメラの映像確認)
これらの連絡先を押さえておくと、いざという時に慌てずに対応できます。
4. 今後の置き配、盗難保険はどうなる?
佐川急便では現在、置き配専用の盗難保険について検討中とのことです。
2024年9月に本格的にスタートした置き配サービスですが、盗難リスクへの対応については今後の課題となっているようです。
日本郵便では既に置き配保険の制度があり、事前に合意した荷送人から差し出された荷物については盗難時に保険金が支払われる仕組みが整っています。
ヤマト運輸も置き配後の盗難や紛失、破損については個別に状況を確認して対応するとしており、各社で対応が少しずつ異なっているのが現状です。
佐川急便でも今後、より安心して置き配を利用できるような補償制度が整備されていく可能性があります。
ちなみに2025年には国土交通省が置き配を宅配便の標準サービスとする検討を始めたという報道もあり、今後さらに置き配が普及していくことが予想されます。
それに伴って補償制度も充実していく可能性があります。
5. 置き配を安全に使うには?
置き配を利用する際は、できるだけ盗難リスクを減らせる場所を指定することが大切です。
玄関前に荷物を置くのが一番シンプルですが、道路から見えやすい場所だと盗難のリスクが高まってしまいます。
可能であれば宅配ボックスやガスメーターボックスなど、外から見えにくい場所を指定するのがおすすめです。
ただし悪天候でお届け後の荷物の安全が確保できないと判断された場合や、受け取り場所に荷物が安全に収まらないと判断された場合は置き配ができないこともあります。
マンションなどの規程で置き配が禁止されている場合も対応してもらえないので注意が必要です。
置き配を指定する時は、佐川急便のスマートクラブや公式LINEアカウントから設定できます。
配達予定の通知が届いたら希望の受け取り場所を指定しておきましょう。
安全に利用するためのポイントをまとめると、
- 宅配ボックスやガスメーターボックスなど外から見えにくい場所を選ぶ
- 高価な商品は対面受け取りにする
- 配達完了通知が来たらすぐに荷物を取り込む
これらのポイントを押さえておくとよいでしょう。
まとめ
佐川急便の置き配で商品が見当たらない場合、基本的には補償対象外となってしまうのが現状です。
ただし配達側に過失がある場合は個別に対応してもらえることもあるので、まずは通販会社と佐川急便に連絡して状況を確認するのが先決ですね。
盗難の可能性がある時は警察への被害届も忘れずに対応したいところ。
今後は置き配保険の整備も進んでいくと思うので、安心して利用できる環境になっていくことを期待したいところです!