スマホに届く「重要なお知らせ」や「緊急対応が必要です」という件名のメール、ちょっと待って!
それ、もしかすると詐欺メールかもしれません。
最近は巧妙な手口で私たちを騙そうとする詐欺メールが増えていて、パッと見ただけでは正規企業からの連絡なのか詐欺メールなのか判断が難しくなっています。
でも大丈夫、ちゃんとした見分け方があるんです。
この記事では、詐欺メールでよく使われる「重要」「緊急」の文言を見抜く方法を調べてみました!
詐欺メールが「重要」「緊急」を使う理由は?
詐欺メールが「重要」「緊急」といった文言を多用するのには、しっかりとした狙いがあります。
これらの言葉は受信者を焦らせて、冷静な判断力を奪うために使われているんです。
詐欺メールでは「至急」「今すぐ」といった緊急性のある文言でユーザーを焦らせ、判断力を低下させて欺く手口が一般的です。
「アカウントを停止しました」「異常を検知しました」「今すぐ対応が必要です」など、ドキッとするような件名で私たちの注意を引こうとします。
実際に、詐欺メールは読み手を急かす表現を含んでいることが多く、これは読み手を焦らせることで判断力を低下させたり、メールアドレスの細かな違いなどに注意を向けさせないようにするためです。
つまり、「急がなきゃ!」という気持ちにさせて、よく確認せずにクリックや個人情報入力をさせようとしているわけですね。
正規メールと詐欺メールの見分けポイントは?
「緊急」や「重要」という文言があるからといって、すべてが詐欺メールというわけではありません。
正規の企業も緊急性を促すことはあるため、冷静に判断することが大切です。
まず確認したいのが、メールの送信元です。
本物の企業であれば、正式な企業名とそれに対応したドメインからメールが送られてきます。
一方、詐欺メールではフリーアドレスや記号・数字を羅列しただけのメールアドレスから届くことが多いんです。
また、件名に不自然な日本語や違和感がある表現が含まれている場合も、詐欺メールの可能性が高いです。
正規企業からのメールなら、しっかりとした日本語で書かれているはずですからね。
・送信元のメールアドレスを確認する
・件名の日本語に違和感がないかチェック
・ホントに利用しているサービスからの連絡か考える
・添付ファイルやURLの有無を確認する
これらのポイントを一つずつ確認していけば、怪しいメールかどうかの判断がつきやすくなります。
送信元アドレスで怪しさを見抜く方法は?
送信元のメールアドレスは、詐欺メールを見分ける上でとても重要な手がかりになります。
詐欺メールでは、企業のホントのメールアドレスに似せている場合があり、細かな部分で偽装されていることがあるため、注意深く確認することが大切です。
よく使われる手口として、「l(エル)」を「I(アイ)」に変えたり、「0(数字の0)」と「o(アルファベットのOの小文字)」を入れ替えたりする方法があります。
有名な例では、「apple.com」を「app1e.com」(アルファベットのLの小文字を数字の1に入れ替えている)ものなどがあります。
送信元が一見公式のようでも、よく見ると「@」以降が不審なドメインになっていることがよくあります。
たとえば、銀行からのメールを装っていても公式とは無関係なドメインから送られている場合は要注意です。
正規の送信元の場合、送信元の名前は日本語表記で@マーク以下に企業名がはいっています。
少しでも違和感を感じたら、その企業の公式サイトで正しいメールアドレスを確認してみるのがおすすめです。
文章の違和感から判断する方法は?
詐欺メールには、文章の表現や構成に特徴的な違和感があることが多いです。
これらの特徴を知っておくことで、より確実に詐欺メールを見分けることができます。
詐欺メールには、本文中の誤字脱字が多い、変な日本語が使われているといった特徴もあります。
送信元が海外であるケースも多く、こうした不自然な表現が見られることも少なくありません。
文字のフォント(字体)やスペース・改行・句読点の使い方や文法が不自然である場合も、迷惑メールの可能性が高いです。
本文中のフォントが通常のメールとは違うような線の強弱の不自然な中華フォントであったり、文字と文字の間隔が妙に空いていたり、あるいは詰まっていたりと不自然な日本語表記になっていることがあります。
・日本語の改行や言い回し、てにをはが不自然
・文字化けや奇妙な表現がある
・フォントや文字間隔が変
・過剰な記号や絵文字が使われている
これらの特徴が一つでもあれば、そのメールは詐欺の可能性が高いと考えて良いでしょう。
近年はAIの進化により翻訳技術が向上しているため、判別が難しい場合もありますが、それでも注意深く見れば違和感に気づけることが多いです。
スマホで安心してメールを使うための心構え
詐欺メールの見分け方を覚えても、一番大切なのは「怪しいと思ったら慎重に行動する」という心構えです。
調べてみて分かったのは、詐欺メールは年々巧妙になっているものの、基本的なパターンを知っていれば十分に対処できるということでした。
「重要」「緊急」という文言があっても、まずは落ち着いて送信元や文章をチェックしてみてください。
ホントに急ぎの用件なら、メール以外の方法でも連絡があるはずです。
少しでも違和感を感じたら、その企業に直接問い合わせるか、家族や友人に相談してから対応するのが安全ですね。
スマホを安心して使うために、これらのポイントを覚えておくと良いと思います!