Evernoteでプライバシーの危機?勝手にノートが覗き見されるかも・・・?

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おじさんです。

先日Evernoteにより、ちょっと信じられない様な発表がありました。重要なのは「あなたのノートを覗き見します」という点です。

もしもこれが事実で、実現してしまったら大変なことになります。僕はEvernoteヘビーユーザーですが、ツールの乗り換えを考えるレベルです・・・。

目次

Evernoteがあなたのノートを「覗き見」?

2016年12月、「Evernote社員があなたのノートを覗き見する」と話題になりました。

新しく2017年1月23日から更新されるルールにおいて、Evernote社員がユーザーのノートを覗き見する事が可能になる・・・・というのが話題の趣旨でした。

これはデマなどではなく、本当にそうなる予定でした。

もしもそれがイヤなら、Evernoteのデータをエクスポートして他のサービスに移る様に促すなど、Evernoteとしてかなり強気な姿勢を示したものでした。

Evernoteのノートを覗き見されて、困る様な事はあるの?

僕は防犯カメラを町中に付けてしまえば犯罪は激減する・・・と思っているタイプの人間で、基本的には個人のプライバシーにそこまで重きを置いていません。人間は生まれた時に頭にチップを埋め込んで、位置情報を分かる様にしておけば行方不明だとか犯罪の解決にめちゃくちゃ役に立つだろう・・・なんて妄想もするくらいの人間です。もちろんそれは「必要な時、必要な事以外にはデータを参照しない」などの条件はあるのですが・・・。

そんな僕ですが、今回のEvernoteのルール改定にはなんだか拒否反応がありました。なんだか気分が悪いと言うか、傲慢な感じもしたのです。

 

僕の場合、Evernoteには生活や仕事の様々なデータを入れています。日々の日記や、生きていく上での悩みなどを書き綴って保存していたりもします。そんなノートを覗き見される・・・となれば、これは気分が悪いに決まっています。それを「Evernoteの進化の為」という様な詭弁にも見える様な理屈で正当化されたら、ちょっとイラッともします。

もしもこの理由が「Evernoteの存続を左右する様なもの」だとしてもダメだと思います。だったらEvernoteは潰れるしかないでしょう。ノートの情報を重要なプライバシーとして守れないなら、この手のサービスをやる資格事態がないです。

 

もちろんEvernoteはネットのサービスなので、その他の何らかのトラブルによってデータが流出する事は、リスクとしてあると思います。なので「最悪流出するかもな」とどこか頭の片隅に起きながらノートを作成したりはしているのですが(それでも限界はありますが)、それと「Evernote社員にノートをのぞき見する権利を与える事」は別です。

 

「OKです。それでもいいから、Evernoteの方針に同意出来ないなら去ってください」

と言われるなら、その通り、5年以上慣れ親しんだEvernoteを去るしかありません。ちょっとヒステリックな反応に見えるかも知れませんが、そんな事もないと僕は思っています。

僕は防犯カメラで町中を監視されるのは賛成ですが、家の中まで監視カメラを置かれるのは大反対です。それならその町を去ります。

Evernoteはなぜプライバシーを脅かす様な事をするのか?

Evernoteが言うには、この「Evernote社員によりユーザーのノートをのぞき見する」ルール改定の目的は、「弊社の機械学習テクノロジーが正しく機能していることを確認すること」だそうです。

なんだかよく分かりませんが、Evernoteの進化の為に必要だ、という言い分の様です。

実際、この「覗き見」は実現してしまうのか?

当然ですが、今回の発表はユーザーの相当な反発を招きました。

「このルール改定に従えないならEvernoteを去ってください」とでも言う様な強気の態度だったEvernoteも、これには方針を変えざるを得なかった様です。

Evernoteの公式サイトには、現在以下の様なメッセージが掲載されています。

弊社が先日発表したプライバシーポリシーの変更内容に対し、多くのお客様から懸念の声をいただきました。皆様からのご指摘を受け、当初 1 月 23 日に予定していた Evernote プライバシーポリシーの変更は実施しないことを決定致しました。

今後数ヶ月に渡り、引き続き初期設定としてデータをユーザ本人以外には非公開にすることを徹底し、皆様の懸念を解消するために、ユーザコミュニティおよび専門家の意見も仰ぎながら、現状のプライバシーポリシーを見直すことになりました。

(via・Evernote「プライバシーポリシーの更新に関するお知らせ

さらにEvernoteのCEOの発言として、以下のメッセージも掲載しています。

「弊社サービスの中心にあるのは、ユーザのみなさんからの信頼です。従って私たちは透明性を維持し、自分たちの過ちを認め、Evernote の利用体験を最高のものにすることに全力を注ぎます。アプリを複数のプラットフォームで機能させる仕組みから、それを使用するユーザのみなさんへの伝え方まで、すべての面で努力致します。」

かなりハッキリと「間違っていた」と認めた事は評価出来ると思います。僕はこれで逆に、Evernoteを今後も信頼出来るかなと思いました。

というか僕はかなりEvernoteに依存した生活と仕事のやり方になっており、今更なくなられても困るのです。先ほどは「絶対にEvernoteをやめていただろう」と書きましたが、もしかしたら結局やめなかった可能性もあります(さすがに多分やめたと思うのですが)。

Evernoteは多分一生付き合っていくサービスだと思うので(使い勝手の良い代替サービスが出たらもちろん検討しますが)、今後もおかしな方向へは進まないで欲しいと願っています。

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記事の内容は執筆当時のものとなります。何卒ご了承下さいませ。




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