「スマホ」って呼んでますか?それとも「スマフォ」?
普段何気なく使っているこの略称ですが、実はどちらが正しいのか気になったことはありませんか?
スマートフォンの「フォン」部分を考えると「スマフォ」の方が正しそうですが、世の中では圧倒的に「スマホ」が使われていますよね!
わたしもずっと「スマホ」派でしたが、ふと疑問に思って調べてみることにしました!
「スマホ」という略称が生まれた経緯
実は「スマホ」という略称には、はっきりとした誕生の瞬間があるんです!
2007年にiPhoneが発売された際、パソコン雑誌「週刊アスキー」がスマートフォンを「スマホ」と略して掲載したのが最初とされています。
当時の編集部では、雑誌の見出しに「スマートフォン」と7文字も入れると文字が小さくなってしまい、読者の目に飛び込んでこないという問題がありました。
💡編集部での話し合いはわずか1分程度で「スマホ」に決定
その場にいた編集長と副編集長たちが「スマフォ」に違和感を示し、「スマホ」なら縦組でも横組でも目に飛び込んでくるし、発音もしやすいということで即決したそうです。
ネット上では「最初は『スマフォ』という表記も使われていたけれど、徐々に『スマホ』に統一されていった」という声も見られます。
確かに、当時を振り返ってみると両方の表記が混在していた時期もありましたよね。
なぜ「スマフォ」ではなく「スマホ」が定着したのか
発音のしやすさが「スマホ」定着の最大の理由と考えられています。
日本語では「フォン」という音を「ホン」に置き換える傾向があります。
身近な例を見てみると、以下のような言葉があります:
・イヤホン(イヤフォンとは言わない)
・ヘッドホン(ヘッドフォンとは言わない)
・インターホン(インターフォンとは言わない)
これらと同じように、日本人にとって「フォ」よりも「ホ」の方が自然で発音しやすいんですね。
💡「スマホ」なら3文字でスッキリ、覚えやすさも抜群
さらに、文字数の面でも「スマホ」は優秀です。
「パソコン」「ケータイ」などの既存の略称と比べても、「スマホ」は3文字と最も短く、雑誌の見出しや広告でも使いやすかったのです。
一方で「『スマフォ』の方が正しいと思っていた」という意見もありました。
確かに英語の「smartphone」を考えると、理論的には「スマフォ」の方が近いのかもしれませんが、実用性が勝ったということでしょうね。
専門機関や公式の見解はどうなっている
NHK放送文化研究所では、「スマホ」が正しい略称として定着したと公式に認めています。
同研究所によると、「スマフォ」「スマフォン」という表記も一時期使われたものの、発音のしにくさなどから定着せず、「スマホ」の方が広く使われるようになったと説明されています。
また、総務省などの官公庁でも「スマホ」という表記が使われており、もはや公式な略称として認知されているといえるでしょう。
🔧Google翻訳でも「smartphone」→「スマホ」と表示される
面白いことに、Google翻訳で「smartphone」を日本語に翻訳すると、正式名称の「スマートフォン」ではなく略称の「スマホ」が表示されます。
これは「スマホ」という略称が、それだけ日本で定着していることの証拠といえますね。
ただし、「『スマフォ』派の人も結構いるよね」という声もあるようです。
実際には地域や年代によって使い分けている人もいるのかもしれませんが、全体的には「スマホ」の方が圧倒的多数を占めているのが現状です。
結局どちらを使えばいいの?答えは明確
結論として、「スマホ」が正しい略称として広く認められているということが分かりました!
専門機関からメディア、さらには政府機関まで「スマホ」を使用しており、もはや標準的な表記といえるでしょう。
✅「スマホ」を使っておけば間違いなし
もちろん「スマフォ」が間違いというわけではありませんが、一般的に通じやすく、メディアでも使われているのは「スマホ」の方です。
ちなみに、海外では「スマホ」という略称は通じないので、英語で話すときは「smartphone」または単に「phone」と言うのが自然ですよ。
わたしも今回調べてみて、普段何気なく使っている「スマホ」という言葉に、こんなにしっかりとした歴史があることに驚きました!
言葉は生き物だとよく言いますが、実用性や使いやすさが勝って定着していく過程って、本当に興味深いですよね!