「iPhoneで電話してるのに相手の声がホント小さくて聞こえない!」
音量ボタンを押しても全然大きくならないし、大切な電話なのに聞き取れなくて困りますよね?
実は、iPhoneの通話音量が小さい問題にはいくつかの原因があって、それぞれに対処法もあるんです。
わたしも以前、仕事の大事な電話で相手の声が聞こえず、何度も聞き返してしまって恥ずかしい思いをしたことがあります。
今回は、iPhone通話音量の問題を解決するための方法を詳しく調べてみました!
iPhoneの通話音量が小さい基本的な原因
まず、なぜiPhoneの通話音量が小さくなってしまうのか、主な原因を見ていきましょう。
💡通話音量の調整は通話中にしかできない
iPhoneの通話音量は、実際に電話している最中にしか調整できません。
これが意外と知られていないポイントなんです!
待ち受け状態で音量ボタンを押しても、それは着信音や通知音の音量設定であって、通話中の相手の声の音量ではないんですね。
通話中にiPhone左側面の音量ボタンを押すと、画面にスピーカーマークと白いメモリが表示されます。
これが通話音量の調整画面で、ここで初めて相手の声の大きさを変更できるようになります。
💡受話口の汚れや保護フィルムの影響
iPhone上部にある受話口(相手の声が聞こえる小さな穴)が汚れていると、音がこもったり小さく聞こえたりします。
画面保護フィルムが受話口を覆ってしまっている場合も、音量が下がる原因になります。
ホコリや皮脂汚れが受話口に蓄積すると、まるで耳栓をしているような状態になってしまうんです。
特に長期間使っているiPhoneでは、この問題が起こりやすくなります。
💡Bluetooth機器との接続問題
Bluetoothイヤホンやヘッドセットが接続されていると、音声がそちらに出力されてしまいます。
イヤホンを外したつもりでも、Bluetooth設定がオンのままだと、iPhoneが「まだイヤホンと接続中」と認識してしまうことがあるんです。
この場合、iPhone本体のスピーカーからは音が出ないため、通話音量が聞こえなくなります。
音量ボタンで調整できない時の対処法
通話中に音量ボタンを押しても音が大きくならない場合の対処法をご紹介します。
🔧通話中の正しい音量調整手順
1. 電話がかかってきたら通話を開始
2. 通話中にiPhone左側面の音量ボタン(上)を押す
3. 画面にスピーカーマークと音量メモリが表示される
4. 白いメモリが右端まで行くまで音量ボタンを押し続ける
この手順で調整しても音が小さい場合は、別の原因が考えられます。
💡コントロールセンターでの音量調整
通話中に画面右上から下にスワイプ(iPhone 8以前は下から上にスワイプ)してコントロールセンターを表示します。
ここで表示される音量スライダーも通話音量を調整できます。
音量ボタンが反応しない時でも、このスライダーなら調整できる場合があります。
ネット上では「音量ボタンが壊れていてもコントロールセンターで調整できた」という声も見つかりました。
確かに、物理ボタンよりもタッチ操作の方が確実かもしれませんね。
💡音量制限設定の確認
設定アプリの「ミュージック」に「音量制限」という項目があります。
ここで音量の上限が制限されていると、通話音量も影響を受けることがあります。
音量制限を一度確認して、必要に応じて上限を上げてみてください。
スピーカーモードに切り替える効果的な方法
受話音量が小さくて聞こえない時は、スピーカーモードへの切り替えが効果的です。
🔧スピーカーモードへの切り替え手順
1. 通話中の画面を確認
2. 画面左上の「スピーカー」マークをタップ
3. スピーカーマークが青くなればスピーカーモード有効
4. 必要に応じて音量ボタンで調整
スピーカーモードにすると、iPhone下部のスピーカーから音が出るため、通常よりもはっきりと相手の声を聞くことができます。
💡キーパッドが表示されている場合の対処
通話中に数字のキーパッドが表示されていて、スピーカーボタンが見当たらない場合があります。
この時は、画面右下の「キーパッドを非表示」をタップしてから、スピーカーボタンを探してみてください。
iOS 16以前では「非表示」と表示されています。
キーパッドを隠すことで、通話中のメニューが全て表示されるようになります。
💡スピーカーモードの音量調整
スピーカーモードに切り替えた後も、音量ボタンで音の大きさを調整できます。
スピーカーモードでは通常の受話音量よりも大きな音が出るため、周囲の環境に合わせて適切に調整しましょう。
一方で「スピーカーモードにすると音が大きすぎて困る」といった声もあります。
でも、まずは相手の声が聞こえることが大切なので、音量は後から調整すれば問題ありませんよね。
ノイズキャンセリング設定の影響と調整方法
iPhoneには通話時の雑音を減らすノイズキャンセリング機能が搭載されており、これが原因で音量が小さく感じることがあります。
💡電話ノイズキャンセリング機能の仕組み
iPhoneのノイズキャンセリング機能は、通話中の周囲の雑音をカットして、相手の声を聞き取りやすくする機能です。
しかし、この機能が過度に働くと、相手の声まで小さくなってしまう場合があるんです。
特に静かな環境で通話している時に、ノイズキャンセリングが不適切に動作することがあります。
🔧ノイズキャンセリング設定の変更手順
1. 設定アプリを開く
2. 「アクセシビリティ」をタップ
3. 「オーディオ/ビジュアル」を選択
4. 「電話ノイズキャンセリング」をオフにする
この設定を変更することで、通話音量の問題が改善する場合があります。
💡声を分離機能との違い
iOS 15以降では「声を分離」という新しい機能も追加されています。
これは通話中にコントロールセンターの「マイクモード」から設定できる機能で、自分の声をより明確に相手に届ける効果があります。
声を分離機能は相手に送る自分の声の品質向上が目的で、受話音量とは直接関係ありません。
混同しやすい機能ですが、用途が異なることを覚えておきましょう。
Bluetooth接続時の通話音量トラブル対処法
Bluetoothイヤホンやヘッドセットを使用している時の通話音量問題について見ていきます。
💡Bluetooth接続時の音声出力先確認
Bluetooth機器が接続されていると、音声はそのデバイスに出力されます。
イヤホンを外してもBluetooth接続が残っていると、iPhone本体から音が出ない状態が続きます。
この場合、設定からBluetoothをオフにするか、該当デバイスの接続を切断する必要があります。
🔧Bluetooth接続の確認と切断手順
1. 設定アプリを開く
2. 「Bluetooth」をタップ
3. 接続中のイヤホンの横にある「i」マークをタップ
4. 「接続を解除」または「このデバイスの登録を解除」を選択
完全に問題を解決したい場合は、Bluetooth設定をいったんオフにしてから通話してみることをおすすめします。
💡Bluetooth機器自体の音量設定
Bluetoothイヤホンやヘッドセットには、機器独自の音量設定があることが多いです。
iPhoneの音量を最大にしても小さい場合は、接続している機器側の音量も確認してみてください。
「iPhoneの音量は最大なのに全然聞こえない」という状況は、実はBluetooth機器側の音量が下がっていることが原因の場合もあります。
しかし「どっちの音量を調整すればいいのかわからない」という混乱もよく起こるようですね。
💡機内モードを使った接続リセット
Bluetooth接続に問題がある場合は、機内モードの切り替えでネットワーク接続をリセットする方法も効果的です。
コントロールセンターで機内モードを一度オンにして、数秒後にオフにすることで、Bluetooth接続を含む全ての通信がリセットされます。
受話音量の上限と制限について
iPhoneの受話音量には上限があり、それを理解することで適切な対処ができます。
💡iPhone受話音量の物理的制限
iPhoneの受話スピーカーは本体サイズの制約上、出力できる音量に限界があります。
特に周囲が騒がしい環境では、最大音量でも聞き取りにくい場合があるのが現実です。
この問題は、iPhone本体の設計による物理的な制限なので、設定だけでは解決できない場合もあります。
💡音量制限機能による上限設定
iPhoneには聴覚保護のための音量制限機能があり、これが通話音量にも影響することがあります。
設定の「ミュージック」→「音量制限」で上限が設定されている場合は、その範囲内でしか音量を上げることができません。
✅音量制限の確認ポイント
・ミュージックアプリの音量制限設定
・ペアレンタルコントロールによる制限
・アクセシビリティ設定での音量調整
・Bluetooth機器独自の音量制限
これらの設定を順番に確認することで、音量が上がらない原因を特定できる場合があります。
💡ハードウェア故障による音量低下
設定を全て確認しても改善しない場合は、受話スピーカーやフロントカメラケーブルなどのハードウェア故障の可能性があります。
特に長期間使用しているiPhoneでは、受話口の汚れが取れないレベルまで蓄積していることもあります。
「掃除しても改善しない」「設定を変えても効果がない」という場合は、修理専門店での診断を検討してみてください。
ただし「修理に出すのは面倒だし高そう」と感じる方も多いでしょうね。
まずは今回ご紹介した方法を全て試してから、最終手段として修理を考えるのが良いと思います。
これで通話音量の問題は解決できるはず
iPhoneの通話音量が小さい問題は、意外と身近な原因で起こることが多いんですね。
わたしも最初は「iPhoneが壊れた!」と焦りましたが、実際は通話中に音量調整するだけで解決できました。
まずは通話中の音量調整、受話口の掃除、Bluetooth設定の確認から始めてみてください。
スピーカーモードへの切り替えやノイズキャンセリング設定の調整も、簡単にできる効果的な方法です。
それでも改善しない場合は、ハードウェアの問題かもしれませんが、まずは今回の方法を全て試してみることをおすすめします!
大切な電話で聞き逃しがないよう、普段から通話音量の設定を確認しておくと安心ですね。