iPhone17でも日本だけカメラのシャッター音がする?

iPhone17が発売されて、相変わらず日本版だけカメラの「カシャ」って音が消せないことに気づいた方も多いようです!

海外の友人に「なんで音が鳴るの?」って聞かれて、改めて日本の特殊事情を実感してしまいました。

実は世界中を見渡しても、スマホのシャッター音が強制的に鳴る国はごく限られているんです。

iPhone17でもこの仕様は変わっておらず、日本版では音を消すことができません

一方で海外版では自由に音をオフにできるという、なんとも不思議な状況が続いています。

どうしてこんな違いが生まれたのか、他の国はどうなっているのか、詳しく調べてみました!

1. iPhone17でも日本版はシャッター音が鳴るの?

2025年9月に発売されたiPhone17でも、従来通り日本版ではカメラのシャッター音が消せない仕様になっています。

マナーモードにしても、音量を最小にしても、カメラアプリでシャッターを切ると必ず「カシャ」という音が鳴るんです。

これはiPhone17だけでなく、iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、そして新登場のiPhone Airでも同様でしょう。

注目すべきは、日本と同じ型番で販売されているカナダや中東諸国のモデルでは、シャッター音を消すことができるという点なんです!

バーレーン、カナダ、グアム、クウェート、メキシコなどで販売されているiPhone17は、日本版と電波帯域が同じでありながら、音を自由にオフにできます。

つまり技術的にはまったく同じ端末なのに、販売地域によって音の仕様が異なるという、なかなか珍しい状況になっているわけです。

2. なぜ日本だけシャッター音が消せないの?

日本でスマホのシャッター音が消せない理由は、盗撮防止を目的とした業界の自主規制にあります。

この規制は法律で定められているわけではありません。

携帯電話事業者とメーカーが自発的に採用しているルールなのです。

歴史を振り返ると、2000年に発売されたJ-PHONEの『J-SH04』からこの仕組みが始まったとされています。

当時から盗撮被害への社会的な懸念が高まり、業界全体で「撮影時には必ず音を鳴らす」という方針が確立されました。

Apple、Samsung、ソニーなどの主要メーカーも、この日本独自の慣習に合わせて製品を調整しています。

iOS15からiOS16にかけては、むしろ制限が強化されており、従来の抜け道的な方法でも音を消せなくなっているのです。

シャッター音規制の背景

法的義務ではなく業界の自主規制により実現。2000年頃から開始された長期間の慣習で、盗撮防止と社会的配慮が目的。メーカー各社が足並みを揃えて対応している。

ただし、この自主規制の実効性については議論もあり、最終的な購入判断は個人の責任で行うことが大切です。

3. 他の国でもシャッター音は鳴るの?

実は世界中で見ると、スマホのシャッター音が強制的に鳴る国は日本と韓国だけという、かなり特殊な状況なんです。

韓国では2004年から、韓国情報通信部により65デシベル以上の音量でシャッター音を鳴らすことが義務付けられています。

韓国の場合は日本とは異なり、民間団体の基準案をもとにした実質的な規制として運用されているのです。

一方で、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、中国など、その他の多くの国々ではシャッター音に関する規制は存在しません

現地で販売されているiPhoneやAndroidスマホでは、ユーザーが自由に音をオン・オフできる仕様になっています。

各国のシャッター音規制状況を整理すると、

・日本:業界の自主規制により音が消せない
・韓国:政府基準により65デシベル以上を義務化
・その他の国:基本的に規制なし、ユーザーの自由設定

このような違いがあります。

このため海外旅行先で現地版iPhoneを触ってみると、「あれ、音が鳴らない!」と驚く日本人も少なくないようですね。

4. 海外版iPhone17なら音を消せるの?

海外で購入したiPhone17なら、基本的にシャッター音を消すことが可能です。

特に香港版、台湾版、アメリカ版、ヨーロッパ版などは、従来から音をオフにできる仕様で販売されています。

これらの地域では盗撮防止のための強制音響という概念がないためです。

ただし注意すべき点もあります。

一部の情報によると、日本のSIMカードを挿入した状態では、海外版でもシャッター音が鳴る場合があるとの報告もあるんです。

また、日本国内での技適(電波法適合性)や保証の問題も考慮する必要があるでしょう。

海外版iPhone17の特徴をまとめると、

1. 海外版は基本的に音をオフ可能
2. 香港版は人気が高い(技適対応の場合が多い)
3. 日本のSIM使用時は音が鳴る可能性も
4. 技適や保証の確認が必要

転送サービスを利用して海外版を輸入する方法もありますが、それぞれメリット・デメリットがあるため慎重な検討が必要でしょう。

まとめ

iPhone17でも日本版は相変わらずシャッター音が消せない仕様になっています。

これは法的な義務ではなく、業界の自主規制によるもので、盗撮防止を目的とした日本独特の慣習なんです。

世界的に見ると、シャッター音が強制的に鳴るのは日本と韓国だけという、かなり珍しい状況になっています。

海外版なら音を消せるものの、技適や保証の問題があるため、よく検討することが大切ですね。

技術的には同じ端末でも、販売地域によって仕様が違うというのはおもしろい発見でした!