「決済サービスのお知らせ」は迷惑メール?

PayPayやメルペイなどの決済サービスから頻繁にお知らせメールが届くようになりました。

でも正直なところ、これって本物なのか偽物なのか、判断に困ってしまうことが増えています!

実は2025年に入ってから、この手の偽メールがかなり巧妙になっているんです!

1. 決済サービスの迷惑メールは実際に増えているの?

2025年現在、決済サービスを装った迷惑メールは急増傾向にあります。

フィッシング対策協議会の2025年2月の報告によると、PayPayをかたるフィッシング詐欺が全体の約13.8%を占め、前月より増加していることが判明しました。

特にPayPayカードを騙る請求メールが2025年5月頃から本格的に増加しており、「請求金額のお知らせ」という件名で不特定多数の利用者に送信されています。

これらのメールは「支払いが確認できません」「至急手続きが必要です」といった不安を煽る文面が特徴的です。

さらに注目すべきは、2025年に入ってから新しい手口も登場していることです。

街中のポスターに貼られた偽QRコードや、メールに画像として埋め込まれたQRコードを使った詐欺も確認されています。

2025年に確認された主な手口

1. PayPayカード請求メールを装った詐欺
2. 偽QRコードを悪用した詐欺
3. スマートペイメント連携の悪用
4. キャンペーン参加を装った詐欺

2. 本物と偽物を見分けるポイントは?

決済サービスの本物メールと偽物メールを見分ける最も確実な方法は、メールの送信元や表示機能をチェックすることです。

2025年6月のPayPay公式発表によると、正規メールには公式ロゴのアイコンが自動表示される機能があります。

この公式ロゴ表示機能が対応しているメールソフトやアプリの場合、正規のPayPayやPayPayカードからのメールには必ず公式ロゴが表示されるはず。

逆に、対応アプリなのに公式ロゴが表示されていない場合は、フィッシング詐欺の可能性が高いということになります。

また、PayPayは現在、アカウント連携やお支払い、送金等のQRコードをメールで送ることは一切ありません。

メールにQRコードが添付されている場合は、間違いなく偽メールと判断できるでしょう。

・送信元アドレスが公式ドメインと異なる
・公式ロゴアイコンが表示されていない
・QRコードが添付されている
・日本語の表現や文法が不自然

こうした要素が複数当てはまる場合は、偽メールの可能性がかなり高いと考えられます。

3. 怪しいと感じたときの確認方法は?

決済サービスからのメールが本物かどうか迷った場合は、メール内のリンクをクリックせずに、公式アプリや公式サイトから直接ログインして確認するのがベストです。

確認の基本手順

公式アプリを起動→お知らせや通知欄をチェック→メールの内容と照合→相違があれば偽メール

PayPayの場合、2025年6月の緊急対策により、外部サービス連携の状況をより詳しく確認できるようになりました。

PayPayアプリの「アカウント」→「外部サービス連携」から、心当たりのない連携がないかチェックしましょう。

怪しい連携があれば、すぐに「解除する」をタップして連携を解除することが重要です。

PayPayカードの請求に関しては、メールのリンクではなく、PayPayカードの会員メニューから直接請求明細を確認することが推奨されています。

4. 偽メールを受信したときの対処法は?

偽の決済サービスメールを受信した場合、まず重要なのはリンクやQRコードを絶対にクリック・スキャンしないことです。

2025年の最新手口では、正規のPayPayサイトに誘導されても、そこで不正な送金操作をさせられる巧妙なケースも確認されています。

基本的な対処法として、怪しいメールは即座に削除することをおすすめします。

同じ送信者から繰り返しメールが届く場合は、迷惑メールフィルターの設定強化も必要でしょう。

万が一、リンクをクリックしてしまった場合でも、個人情報やパスワードを入力しなければ大きな被害は避けられます。

冷静な判断が何より重要です。

  • メール内のリンクやQRコードは絶対に開かない
  • 個人情報やパスワードは一切入力しない
  • 怪しいメールはすぐに削除する

まとめ

決済サービスのお知らせメールには、2025年現在も本物と偽物が混在しているのが実情です。

特にPayPayやメルペイなどの主要サービスを装った迷惑メールは急増しており、手口もどんどん巧妙になっています。

最も確実な対策は、メール内のリンクに頼らず公式アプリから直接確認することですね。

公式ロゴの表示機能や外部サービス連携の確認など、新しい判別方法も活用しながら、フィッシング詐欺の被害を未然に防いでいきたいものです!