スマホやメールに届く「この重要なお知らせを○人に送ってください」というメッセージ。
見たことがある人も多いはずです。
これってもしかして迷惑メールなのか、それとも本当に重要な情報なのか気になりますよね。
実は、このタイプのメール「件名:重要なお知らせ」は、転送を促すチェーンメールとして、迷惑メール相談センターが注意喚起を行っています。
その実態が明らかになっています!
1. チェーンメール「重要なお知らせ」とはどんなメール?
転送を呼びかけるチェーンメール「件名:重要なお知らせ」というものが流通しています。
これは単なる情報提供ではなく、「このメッセージを○人に送らないと危ない」とか「広めてください」という形で、誰かに転送することを強く促すメッセージです。
メールの中身として見られるのは、以下のような要素が含まれています。
・災害に関する情報だと思わせる内容
・感染症の警告めいた文言
・「公式からのお知らせ」という装い
こうした要素が含まれており、正式なお知らせのように見えるように工夫されているケースが多いです。
実際のところ、多くは出所が曖昧で信頼性が低い情報です。
2. なぜこれは迷惑メールなのか?
迷惑メール相談センターやデータ通信協会の情報によると、チェーンメールは誰かに転送させることそのものが目的です。
つまり、メッセージを受け取った人が無意識のうちに広告塔になるということですね。
もしメール内容がデマだった場合、転送した人も無意識のうちにウソを広めてしまいます。
特に災害時にこのようなデマが大量に流れると、本当に必要な連絡が埋もれてしまう危険性も考えられます。
3. 「重要なお知らせ」メールは本物と見分けられるのか?
見た目だけで判断するのは難しいというのが、調べてみた印象です。
ただし、いくつかのポイントに注意することで、見分けやすくなってきます。
公式からのメールは、通常であれば以下のような形式になっている傾向があります。
・企業や公共機関の公式メールアドレスが使われている
・メール内にお問い合わせ窓口や公式サイトへのリンクが記載されている
・メール内容が、転送や拡散を促さない形になっている
一方、チェーンメールは「10分以内に送ってください」といった期限を作ったり、「送らないと○○になります」と不安を煽ったりする傾向が見られるようです。
4. チェーンメールが届いたらどうすべき?
最も大切なことは、誰かに転送しないということです。
たとえ信じてしまったり、人助けになると思ったりしても、転送することは避けましょう。
対処法としては、以下の流れが一般的です。
1. メールの内容をネットで検索して、実際の情報かどうか確認する
2. 信頼できる出所かどうか見極める
3. 疑わしいなら削除もしくは迷惑メールフォルダへ移動させる
4. 友人から受け取った場合、できれば「これはデマの可能性がある」と伝える
公式な発表があれば、メールだけでなく各企業や公共機関の公式サイトからも情報が出ているはずと考えるのが、判断のポイントになります。
5. 広がるチェーンメール、子どもたちへの影響は?
実は、LINEを使ったチェーメール「チェーンLINE」も出回っており、中高生の大多数が受け取ったことがあるという調査結果もあります。
子どもたちは、大人以上に「送らないと不幸になる」といった不安を感じさせる文言に対して、怖くなってしまい、転送してしまうケースが報告されています。
この問題については、情報リテラシー教育の重要性を指摘する声も上がっており、学校現場でも対策が進められているようです。
まとめ
「件名:重要なお知らせ」というチェーンメールは、転送させることを目的とした迷惑メールです。
公式のお知らせではなく、むしろデマが拡散される危険性を持っています。
見た目が本物のように見えても、転送を促すメッセージなら、それはチェーンメールと考えてよいでしょう。
届いたら迷わず削除するか、信頼できる情報源で確認することが大事です。
冷静に判断することが、自分自身と他人を守ることにつながると思いました!