最近、VISAカードから「登録情報確認のお願い」というメールが届いて、なんだか怪しいなと感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、このようなメールの多くが詐欺の可能性が高いんです。
フィッシング詐欺と呼ばれるこの手口は、巧妙に作られた偽メールで個人情報を盗み取ろうとします。
でも、正しい知識があれば被害を防げます。
今回は、詐欺メールの見分け方や対処法について調べてみました!
VISAカードの「登録情報確認のお願い」メールは詐欺の可能性が高いの?
VISAカードを名乗る「登録情報確認のお願い」メールは詐欺である可能性がとても高いです。
Visa公式サイトでは「Visaは、個人情報を求めてカード名義人に電話することはなく、Eメールを送ることもありません」と明記されています。
つまり、Visaブランド自体からカード情報の確認を求めるメールが送られてくることは基本的にありません。
2025年に入ってからも、「【お知らせ】VISAカードの利用確認」「セキュリティ強化のための本人確認のご案内」といった件名で詐欺メールが大量に送信されていることが確認されています。
これらのメールは、カードの利用が制限されているなどと不安を煽り、偽のウェブサイトに誘導してカード情報を盗み取ろうとします。
詐欺メールの特徴はどんなものがあるの?
詐欺メールには共通する特徴があります。
まず、件名で緊急性や性を演出するのが典型的なパターンです。
1. 「【お知らせ】VISAカードの利用確認」
2. 「セキュリティ強化のための本人確認のご案内」
3. 「カードセキュリティアップグレードのお知らせ」
4. 「ご利用中のカードに通常と異なるアクセスが確認されました」
本文の内容も、カードの利用が制限されているとか、24時間以内に確認しないとアカウントが停止されるなど、読む人を焦らせる文章になっています。
また、「本人の利用か確認するため」「セキュリティ強化のため」といった、もっともらしい理由を付けてリンクをクリックさせようとします。
送信者のメールアドレスも要注意で、正規のカード会社のメールアドレスに似せて作られていますが、よく見ると微妙に違っていたり、まったく関係のないドメインから送信されています。
本物と偽物を見分ける方法はあるの?
詐欺メールを見分けるポイントはいくつかあります。
まず最もなのは、送信者のメールアドレスをしっかり確認することです。
正規のカード会社からのメールは、必ず公式ドメインから送信されます。
例えば、VJAグループの場合は「@vpass.ne.jp」が正規のドメインです。
この後に文字が追加されていたり、まったく違うドメインだったりする場合は詐欺メールです。
メールの内容についても、個人情報やカード情報の入力を求めるものは基本的に詐欺と考えて間違いありません。
正規のカード会社が、メールでカード番号や暗証番号、パスワードなどを確認することはありません。
また、本文中のリンク先URLも確認ポイントです。
正規サイトのURLに似せて作られていますが、「visa.co.jp.●●●●.●●●●」のように、正規ドメインの後に余計な文字が追加されているケースが多いです。
もし詐欺メールを受け取ったらどうすればいいの?
詐欺メールを受け取った場合の対処法は、とにかく「何もしないこと」が基本です。
1. メール本文のリンクは絶対にクリックしない
2. 添付ファイルがあっても開かない
3. 返信もしない
4. 速やかにメールを削除する
もし間違ってリンクをクリックしてしまった場合でも、偽サイト上で個人情報を入力しなければ被害は防げます。
カード番号、期限、セキュリティコード、ログインIDやパスワードなどは絶対に入力しないでください。
万が一、偽サイトで情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡して状況を報告しましょう。
カードの利用停止や再発行などの手続きがになる可能性があります。
また、正規のサービスにログインしたい場合は、メールのリンクからではなく、ブラウザのブックマークや公式アプリから直接アクセスするのが安全です。
VISAカード詐欺メールは巧妙化している
調べてみると、VISAカードを騙る詐欺メールはホントに多発していて、その手口もどんどん巧妙になっているんですね。
でも、基本的な見分け方を知っていれば防げます。
一番なのは、メールでカード情報を求められても絶対に入力しないこと。
正規のカード会社がそんなことをすることはありません。
怪しいメールを受け取ったら、焦らずに削除するのが一番安全です。
みなさんも気をつけてくださいね。