「過剰に頂戴したETC料金を返金します」というメールが届いて、驚きました!
調べてみると、この手のメールはほぼ確実にフィッシング詐欺だということが判明しました。
2025年8月から10月にかけて、同じような件名の詐欺メールが大量に報告されているようです。
公式のETC利用照会サービスもメールでクレジットカード情報を求めることは決してないと明言していました!
1. このメールは詐欺で間違いない?
このタイプのメールはほぼ100%フィッシング詐欺です。
ETC利用照会サービスの公式サイトでは、メールに記載のリンクや二次元コードから「お客さま氏名・ご住所・クレジットカード情報」の入力を求めることは決してないと明言しています。
実際に2025年8月から10月にかけて、詐欺メールが多数報告されているんです。
件名には「ETCご利用料金の返金について」「過剰に頂戴したETCご利用料金の返金について」といったパターンが使われています。
メール本文には「システム調整による過剰請求分の返金」という文言が書かれていて、数千円から数万円の返金があるかのように装っているんです。
正規のETCサービスから、このような形で突然返金の案内が来ることはありません。
2. 詐欺メールの特徴は何?
この詐欺メールにはいくつかの共通する特徴があります。
まず「期限あり」「受取期限○月○日」といった表現で利用者を焦らせる手口が使われているんですね。
送信元のメールアドレスも要注意ポイントです。
一見「ETC利用照会サービス」という名前で届いていても、実際のメールアドレスはまったく異なるドメインから送られてきています。
詐欺メールを見分けるポイントですが、
1. 送信元が公式ドメイン(etc-meisai.jp)以外
2. 期限付きで焦らせる内容
3. メール内のリンクから個人情報入力を求める
4. 具体的な利用履歴の記載がない
こういった特徴があれば、詐欺だと判断できます。
メール本文のリンク先URLも、公式サイトとはまったく異なる怪しいドメインになっています。
例えば「.cyou」といった見慣れないドメインや、ランダムな文字列が含まれているケースが報告されていますね。
3. 本物の返金案内はどうやって届く?
もしホントにETC料金に過剰請求があった場合、連絡方法はまったく異なります。
基本的には利用者自身が公式サイトにログインして確認する仕組みになっているんです。
ETCカードを発行しているクレジットカード会社から、郵送での書面通知が届くことが一般的。
メールだけで完結することはまずありません。
ETC利用照会サービスに登録している場合でも、重要な通知はマイページ内で確認する形式です。
メールに記載されたリンクから直接手続きを求められることは決してないと覚えておくのが大切です。
ホントにETC料金に問題がないか心配な場合は、メールのリンクは使わず、自分でブックマークしている公式サイトや検索エンジンから公式サイトにアクセスして確認するのが安全です。
4. リンクをクリックしてしまったら?
もしうっかりメール内のリンクをクリックしてしまっても、まだ大丈夫です。
ただし、偽サイトで個人情報やクレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐに対応が必要になります。
対処の手順ですが、
1. クレジットカード会社に連絡してカードを停止
2. 不審な取引がないか利用明細を確認
3. 入力したパスワードを使用している他サイトのパスワードも変更
こんな流れで対処すれば、被害を最小限に抑えられます。
クリックしただけで情報を入力していない場合は、ブラウザの履歴とキャッシュをクリアしておくと安心ですね。
念のため、ウイルススキャンも実施しておくとよいでしょう。
5. 怪しいメールが届いたらどうする?
詐欺メールを受け取ったら、まずは絶対にリンクをクリックしないこと。
そのまま削除するか、迷惑メールフォルダに移動させるのがベストです。
返信や問い合わせも避けてください。
メールアドレスが有効であることが相手に伝わってしまい、さらに詐欺メールが増える可能性があるからです。
メールソフトの迷惑メール設定を活用して、送信元をブロックしておくのも効果的なんです。
同じ送信者からのメールを今後受け取らずに済みます。
不安な場合は、クレジットカード会社の公式サイトから問い合わせることもできます。
その際、怪しいメールの件名や内容を伝えると、注意喚起が出ているかどうか教えてもらえることもありますよ。
まとめ
調べてみて分かったのは、「過剰に頂戴したETC料金の返金」というメールは、ほぼ間違いなくフィッシング詐欺だということ。
公式サイトも明確に否定していますし、2025年10月17日現在も継続的に被害報告が上がっています。
本物の返金案内であれば、メールのリンクからクレジットカード情報を入力させることは絶対にありません。
少しでも怪しいと感じたら、公式サイトに自分でアクセスして確認するのが鉄則ですね。
こういう詐欺メールには今後も気をつけていきたいと思います!