メールボックスに「税務署からのお知らせ」って件名のメールが届いて、ちょっとドキッとした!
税務署から連絡が来るなんて何かまずいことがあったのかと思ったけど、調べてみたらこれってフィッシング詐欺メールだったらしい!
確定申告の時期じゃなくても届くみたい!
実は2024年から2025年にかけて大量に出回っている詐欺メールなんです!
1. この「宛名の登録確認」メールは詐欺なの?
「税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】」という件名のメールは詐欺メールです!
国税庁を装ったフィッシング詐欺で、個人情報やクレジットカード情報を盗み取ろうとする悪質なメールなんです。
このメールには偽のURLが貼られています。
クリックすると本物そっくりの偽サイトに誘導される仕組みです。
特に確定申告の時期には大量に送られてくるみたいで、2024年1月から継続的に報告が上がっています。
ただ、確定申告シーズン以外でも届くことがあるので要注意です!
2. 本物のe-Taxメールとどう違うの?
本物のe-Taxからのメールには、ちゃんとした特徴があります。
まず送信元アドレスが「e-Tax(国税電子申告・納税システム)info@e-tax.nta.go.jp」になっています。
ただし、これも偽装できるので、アドレスだけで判断するのは危ないです!
本物のe-Taxメールには添付ファイルは絶対に付いていません。
もし添付ファイルが付いていたら、それは確実に偽物。
それと、国税庁はショートメッセージ(SMS)で連絡することは一切ないので、SMSで来たら100%詐欺です!
3. 詐欺メールの怪しいポイントは?
詐欺メールにはいくつか分かりやすい特徴があります。
送信元アドレスが「.cn」で終わっています。明らかに国税庁のものじゃないアドレスなんです。メール本文の日本語が不自然で、「令和6年度の税制改正等のうち、以下の申告手続について、追加及び修正を行い。」みたいに文章が途中で終わっていたりします。
「24時間以内に登録してください」とか「有効期限は2025年○月○日」みたいに、急かす内容になっているのも特徴的です。
焦らせて冷静な判断をさせないようにする手口なんですね。
本文には「E-Taxの個人納税アカウントを持つことを全員に義務付けています」なんて書いてあるけど、そんな義務はありません!
4. もしクリックしちゃったらどうすればいい?
メールを開いただけなら、基本的に大丈夫です。
ただしHTMLメールの場合は開いただけで不正なプログラムが動くこともあるので、今後は開かないように気を付けましょう。
URLをクリックして偽サイトを開いてしまった場合でも、個人情報を入力していなければ被害は出ません。
あやしいサイトだと気付いたら、何もせずにすぐ閉じてください!
もし情報を入力してしまった場合の対処法ですが、
1. パスワードを入力した場合は、すぐに本物のe-Taxサイトでパスワードを変更する
2. クレジットカード情報を入力した場合は、カード会社に連絡して利用停止の手続きをする
3. 不安な場合は最寄りの税務署に電話で確認する
こんな感じで対処すれば、被害を最小限に抑えられます。
e-Taxの公式サイトは必ずブックマークか検索エンジンからアクセスしてください。メール内のリンクは絶対にクリックしないこと!
5. 国税庁はホントにメールを送ってこないの?
国税庁からメールが来ること自体はあります。
e-Taxに登録している人には、メッセージボックスに情報が入った時などに「税務署からのお知らせ」メールが届きます。
ただ、その内容は決まった定型文になっていて、勝手な内容は書かれていません!
本物のe-Taxメールには「メールアドレスや宛名、秘密の質問等の登録情報を更新した場合は、到達確認のメールをお送りします」という内容が書かれています。
これは自分で登録作業をした後に届くものなので、何もしていないのに届いたら怪しいです。
それと、国税庁から直接「税金を払え」とか「還付金がある」みたいな内容のメールやSMSは絶対に来ません!
まとめ
「税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】」というメールは、完全に詐欺メールでした!
国税庁を装って個人情報を盗もうとする悪質なフィッシング詐欺なので、絶対にメール内のリンクをクリックしちゃダメです。
送信元アドレスや日本語の不自然さ、急かす内容などに注目すれば見分けられます。
本物のe-Taxメールは決まった定型文で、添付ファイルもないし、SMSでは絶対に送られてきません。
怪しいメールが届いたら、メール内のリンクは触らずに削除しましょう。
不安なら税務署に直接確認するのが安全です!
こういう詐欺メールってホントに巧妙だから、気を付けないとですね!