最近「未払いの電気料金について【お支払い方法が確認できません****」というメールが届いて、すごくビックリしました!
実はこのメールは、2025年10月16日に迷惑メール相談センターでも正式に詐欺メールとして警告されている危険なフィッシング詐欺です。
東京電力エナジーパートナーを装ってクレジットカード情報などを盗み取ろうとする手口で、全国的に被害が広がっています。
件名に不自然な「****」が含まれているのも、この手の詐欺メールの典型的な特徴なんです。
冷静に見れば怪しいポイントがたくさんあります!
1. このメールは迷惑メールなの?
ほぼ間違いなく迷惑メールです。
2025年10月16日に迷惑メール相談センターの公式サイトで、まさにこの件名「未払いの電気料金について【お支払い方法が確認できません****」が詐欺メールとして正式に警告されています。
東京電力エナジーパートナーを装った偽メールで、実際の電力会社とは一切関係がありません。
電力会社が電気料金の未払いを知らせる場合、通常は郵送で請求書や督促状を送るのが基本です。
メールでの連絡は、事前に会員登録している場合のみです。
さらに件名に「****」のような不自然な記号が含まれている時点で、かなり怪しいと判断できます。
2025年10月にも同様の件名で多数の被害報告が寄せられているため、注意が必要です。
2. どんな特徴があれば詐欺メールと分かる?
このメールには、典型的な詐欺の特徴がいくつも含まれています。
まず送信元のメールアドレスを確認してみてください。
表示名は「東京電力エナジーパートナー」となっていても、実際のアドレスは違います。
「@ndpnt.com」や「@suzyl.com」など、東京電力とは無関係なドメインから送られてきます。
正規の東京電力であれば「@tepco.co.jp」や「@tepco-ep.co.jp」といった公式ドメインが使われるはずです。
メール本文にも怪しいポイントがたくさんあります。
・「3日以内」「サービス停止」など緊急性を煽る表現
・「電気料金の支払いが判明できておりません」といった不自然な日本語
・リンク先URLが公式サイトとまったく違う怪しいドメイン
・「お忙しい中、感謝申し上げます」など妙に丁寧すぎる結び
こうした特徴が1つでも当てはまれば、詐欺メールの可能性が高いです。
特にリンク先のURLは、マウスを重ねると実際の飛び先が表示されるので、クリック前に必ず確認しましょう。
2025年10月の事例では、「xcpgpvgc.com」や「anewplus.cn」といった海外サーバーへ誘導するケースも確認されています。
1. 送信元アドレスのドメインを確認
2. リンク先URLが公式サイトと違うか見る
3. 日本語表現の不自然さをチェック
4. 緊急性を煽る表現に注意
3. リンクをクリックするとどうなる?
リンクをクリックすると、偽の支払いサイトに誘導されます。
そこで個人情報やクレジットカード番号、銀行口座の情報などを入力すると、すべて詐欺グループに渡ってしまいます。
最悪の場合、不正利用されて金銭的な被害を受ける可能性があります。
実際に届いたメールの中には、怪しい海外サーバーのドメインへ誘導するリンクが含まれていました。
ただし、リンクをクリックしただけで情報を入力していなければ、被害は最小限です。
焦らずブラウザを閉じて、念のためウイルススキャンを実行しておくと安心です。
もし個人情報を入力してしまった場合は、すぐにクレジットカード会社や銀行に連絡して、カードの利用停止や口座の凍結などの措置を取る必要があります。
大学などの機関では、コチラの情報を入力してしまった場合は至急連絡するよう呼びかけています。
4. ホントに未払いがあるか確認するには?
メールのリンクは絶対に使わず、自分で公式サイトを探してアクセスすることが大切です。
検索エンジンで「東京電力 公式サイト」や「契約している電力会社名」を検索して、検索結果の上位に表示される公式サイトから会員ページにログインすれば、実際の料金の支払い状況を安全に確認できます。
この時、メールに記載されているリンクからは絶対にアクセスしないことが重要です。
クレジットカードや銀行口座の引き落とし履歴をチェックするのも有効です。
実際に未払いがあれば、引き落としが失敗している記録が残っているはずです。
それでも不安な場合は、電力会社のカスタマーセンターに直接電話で問い合わせましょう。
東京電力の場合、公式サイトに記載されている正規の電話番号に連絡すれば、実際の料金状況を確認してもらえます。
メールのリンクは絶対に使わず、必ず公式サイトを自分で検索してアクセスすることが大切です。公式サイトのURLは、検索結果の上位に表示されることがほとんどです。
5. 迷惑メールを受け取らないための対策は?
完全に防ぐのは難しいですが、受信を減らす方法はあります。
まず、メールソフトやサービスの迷惑メールフィルタを有効にしておくことです。
多くのメールサービスは、怪しいメールを自動的に迷惑メールフォルダに振り分けてくれます。
設定が弱い場合は、フィルタの強度を上げておくといいでしょう。
不審なメールは開かずに削除するのが基本です。
送信元が不明だったり、心当たりのない内容のメールは、中身を見ずに削除してしまいましょう。
開いただけで感染するタイプもあるので、用心するに越したことはありません。
また、同じようなメールが届いた場合は、IPA(情報処理推進機構)や消費生活センターに報告することで、被害拡大の防止に協力できます。
まとめ
「未払いの電気料金について【お支払い方法が確認できません****」というメールは、迷惑メール相談センターでも警告されている詐欺メールです。
送信元のアドレスやリンク先URLを確認すれば、簡単に見分けられます。
もし不安になっても、メールのリンクからではなく、公式サイトを自分で探してアクセスすれば安全に確認できます。
リンクをクリックしたり、個人情報を入力したりしなければ、被害を防げます。
焦らず冷静に対処することが、何より大切だと今回改めて感じました!