Gboardの学習データを削除したのに、また同じ変換候補が出てくる!
こんな経験は意外と多いです。
せっかく時間をかけて学習データをリセットしたのに、気づいたら元通りになっているとガッカリします。
実はこの現象、Gboard特有の仕組みが関係していました。
調べてみると、Googleアカウントとの同期など、いくつかの原因があることが分かりました!
1. Googleアカウントとの同期が原因?
Gboardの学習データが復活する最大の原因は、Googleアカウントとの同期機能にあります。
Gboardには「キーボードの履歴と設定の同期」という機能があり、これがオンになっていると学習データがGoogleのサーバーに保存される仕組みです。
スマホ本体で学習データを削除しても、クラウド側にはデータが残ったままなんです。
そのため、アプリを再起動したり端末を再起動したりすると、サーバーから自動的にデータが復元されてしまいます。
同期がオンのままだと、何度削除しても元に戻ってしまう状態が続くわけです。
Googleアカウントに紐付けられた学習データは、クラウド上に自動保存されます。この機能は本来、機種変更時に便利なものですが、削除したいときには厄介な存在になることも。
削除したはずなのに復活するのは、この同期機能が働いているからなんですね。
2. キャッシュが残っていることも影響している?
キャッシュの影響で、削除した単語が復活してしまうケースもあります。
Gboardのキャッシュデータには、一時的な学習情報や設定が保存されています。
学習データを削除しても、このキャッシュが残っていると、そこから古いデータが読み込まれてしまうんです。
削除の流れは次のような感じです。
1. 設定から学習データを削除
2. キャッシュに古いデータが残存
3. アプリ再起動時にキャッシュから復元
4. 削除したはずの候補が再表示
キャッシュのクリアを忘れると、設定が正しく反映されないことがあるので注意が必要です。
3. 複数デバイスでの使用が関係している?
同じGoogleアカウントで複数のデバイスを使っている場合も要注意です。
学習データが復活する原因になることがあります。
例えば、スマホAで学習データを削除しても、スマホBやタブレットでGboardを使い続けていると、そちらの学習データがサーバー経由でスマホAに同期されてしまうケースがあります。
クラウドバックアップやアカウント同期が有効になっていると、他のデバイスの学習内容が自動的に反映される仕組みです。
複数デバイスを使っている場合は、すべての端末で同じ設定をしないと、データが行ったり来たりしてしまいます。
- すべてのデバイスで同期設定を確認する
- 各端末で個別に学習データを削除する
- 同期をオフにしてから削除を実行する
このあたりを意識すると、復活を防ぎやすくなります。
4. 完全に削除する方法は?
学習データを完全に削除するには、同期設定の見直しが重要になってきます。
まず「設定」→「Google」→「設定とリセット」から「キーボードの履歴を同期」をオフにする必要があります。
これで、削除した単語が再び表示されるのを防げます。
次に、Gboardのキャッシュをクリアします。
設定アプリから「アプリ」→「Gboard」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」を選択すればOKです。
最後に学習データの削除を実行します。
手順は以下の通りです。
1. Gboardの設定を開く
2. 「プライバシー」をタップ
3. 「学習した単語とデータを削除」を選択
4. 確認コードを入力して削除完了
この流れでサクッと削除できます。
削除後は端末を再起動すると、設定がしっかり反映されやすくなります。
まとめ
調べてみて分かったのは、Gboardの学習データが復活する原因は主にGoogleアカウントとの同期機能にあるということでした。
サーバー側にデータが残っている限り、何度削除しても自動的に復元されてしまいます。
キャッシュの影響や、複数デバイスでの使用も復活の原因になることが判明しました。
完全に削除したい場合は、同期機能をオフにしてから削除作業を行い、キャッシュクリアと端末再起動まで実施するのがポイントです。
ちょっと手間はかかりますが、この手順を踏めばスッキリ解決できます!