最近、「配送のお知らせ」というタイトルのメールが届いて、ちょっと不安になりました!
荷物を待っていたので、つい開いてしまいそうになったんです。
でも、よく見ると何だか怪しい雰囲気が…。
そこで、このメールが本物なのか、それとも迷惑メールなのか、詳しく調べてみることにしました!
1. 「配送のお知らせ」メールは迷惑メールの可能性が高い?
2025年11月5日現在、迷惑メール相談センターから「配送のお知らせ」というタイトルで佐川急便を装った迷惑メールが出回っているという注意喚起が出ています。
このメールは詐欺を目的としたフィッシングメールで、実在の企業とは無関係に送信されているとされています。
似たようなタイトルで日本郵便やヤマト運輸を装ったメールも多数確認されており、宅配業者を騙る迷惑メールは継続的に増加しているという状況です。
ただし、ホントに荷物を待っている場合、正規の配送通知メールが届く可能性もあります。
佐川急便の公式サイトでは、スマートクラブ会員向けに複数の公式メールアドレスから案内メールを送信していると記載されています。
それら以外のアドレスから届いたメールは、迷惑メールの可能性が非常に高いといえます。
2. 偽メールにはどんな特徴があるの?
偽の配送通知メールには、いくつか共通する特徴があります。
まず、送信元のメールアドレスを確認すると、ドメイン部分が怪しいケースが多く見られます。
例えば「.cn」で終わる中国のドメインや、まったく関係のない文字列のドメインから送信されていることがあるとされています。
本物の佐川急便なら「sagawa-exp.co.jp」というドメインが使われるはずです。
偽メールでは「service.fgryf.cn」のようなまったく異なるドメインになっている場合が多いんです。
身に覚えのない荷物の通知が届く。リンクをクリックするよう強く促す文章がある。期限付きで追加料金を要求してくる。差出人のメールアドレスやドメインが公式と大きく異なっている。
また、件名や本文の日本語が不自然な場合も要注意です。
「お荷物問い合わせサービス, 不在通知がない場合の再配達依頼。」のように、何を言いたいのか分かりにくい件名になっていることもあります。
本来、正規の宅配業者なら件名も本文も分かりやすく書かれているものです。
3. 本物と偽物を見分けるポイントは?
まず確認すべきは、自分がホントに荷物を待っているかどうかです。
Amazonや楽天などのECサイトで購入履歴を確認し、配達予定の荷物があるか見てみましょう。
何も注文していないのに配送通知が届いた場合は、迷惑メールの可能性が非常に高いといえます。
次に、送信元のメールアドレスをじっくり確認することが大切です。
表示名は「佐川急便株式会社」となっていても、実際のアドレスが意味不明な文字列になっているケースがあるんです。
本物かどうか確認する手順ですが、
1. メール本文中のURLにマウスを乗せる(クリックはしない)
2. リンク先のアドレスを確認する
3. 公式サイトのドメインと一致しているか見る
このチェックをするだけで、見抜きやすくなります。
本物かどうか判断に迷った場合は、メール内のリンクからではなく、ブックマークや検索エンジンから公式サイトにアクセスして、配送状況を確認する方法が安全です。
4. もしリンクをクリックしてしまったら?
万が一、偽メールのリンクをクリックしてしまった場合、フィッシングサイトに誘導される可能性があります。
実際に検証した事例では、佐川急便らしいページが表示され、「個人情報の更新」や「クレジットカード情報の入力」を求める画面が出てきたそうです。
これらの画面で情報を入力してしまうと、その情報が攻撃者に送信されてしまう危険性が高くなります。
1. すぐに公式サイトからカスタマーサービスに連絡する
2. 購入履歴やアカウントの状況を確認する
3. パスワードをすぐに変更する
4. クレジットカード情報を入力した場合はカード会社に連絡する
リンクをクリックしただけで、情報を入力していなければ、大きな被害に繋がる可能性は低いとされています。
ただし、念のため不審なアプリがインストールされていないか確認しておくと安心ですね。
5. 佐川急便以外の業者でも同じ手口がある?
残念ながら、日本郵便やヤマト運輸を装った同様の迷惑メールも多数確認されているという状況です。
日本郵便を騙るメールでは「【日本郵便】宅配便に関する重要なお知らせ」という件名で送られてくることがあります。
ヤマト運輸では「配達に関する重要なお知らせ」といったタイトルで送信されるケースも報告されているとされています。
どの業者を装った迷惑メールでも、基本的な手口は同じです。
注目すべきは、佐川急便を装ったメールなのに、荷物の種類が「宅急便」と記載されているケースがあることです。
実は「宅急便」はヤマト運輸の登録商標なので、佐川急便では使えない言葉なんです。
こういった細かいミスも、偽メールを見抜くヒントになります。
まとめ
「配送のお知らせ」というメールが届いたら、まずは落ち着いて送信元を確認することが大切です。
2025年11月現在、このタイトルで佐川急便を装った迷惑メールが実際に出回っているという状況なので、注意が必要といえます。
メールアドレスのドメインや本文の不自然な点をチェックすれば、見抜きやすくなるはずです。
何より大事なのは、怪しいと感じたらリンクをクリックせず、公式サイトから直接確認すること。
この習慣さえ身につけておけば、フィッシング詐欺の被害を避けられます。
荷物を待っている時は焦ってしまいがちですが、一呼吸置いて冷静に判断することを心がけたいですね!