夜、家族が横で寝ているときに、メモしたいことを思いついた!
音声入力に慣れてからは、フリック入力が遅すぎて、もう戻れません。でも、話している以上、静かな部屋なら小さな声でも聞こえるはずです。
結論、ささやき声でも、音声入力はいちおう文字になります!ただ、ささやき声は深夜の静けさと同じくらいの大きさで、声がもれにくい防音マイクを使っても、音がゼロになるわけではありませんでした。
じゃあ、寝ている家族の横で、バレずに使う手はある?
ささやき声でも、音声入力はちゃんと文字になる?
実はいまも、家族が横で寝ている中で、ささやき声で音声入力しています。かなり小さな声でも、いちおう入力はできる!ささやけば入る、ただしゆっくりと、誤変換つきで。さっきも「小声で」が「ここで」になったり、「公園で」になったりしました。
少し小さい声ならOK、ささやき声だと精度が落ちる
iPhoneの音声入力は、ふつうの会話より少し小さい声でも認識する。ただ、ある程度の声量とはっきりさは必要で、Bluetoothのイヤホン3種類で試した記事では、どれもささやき声だと精度が落ちた。(ケータイ Watch・2022年の記事)
やっぱり、ささやき声だと精度は落ちるんだ。わたしの「ここで」「公園で」と同じです!
ささやき声は、人の耳でも聞き取りにくい声
ささやき声は、のどの声帯をふるわせずに、息だけで出す声。日本語を1音ずつ聞き分けるテストでは、正しく聞き取れた割合が、ふつうの声より20%低かった。(北海道大学の博士論文・2016年)
人の耳でも20%というのは大きい!ささやき声は、そもそも聞き取りにくい声なんですね。じゃあ、どうする?

ささやき声で入力するにしても、気になるのは横で寝ている家族のこと。起こさないかとストレスになるくらいなら、「だったらフリックでいいや」となりそうです。
寝ている家族の横で、ささやき声はどれくらい聞こえる?
話しているんだから、小さな声だろうが、静かな環境なら周りに聞こえないはずがない。声は出るものだし、バレそうな気がします。実際、ささやき声ってどのくらいの音なんでしょう?
ささやき声は約30デシベル、深夜の郊外と同じくらい
自治体がのせている音の大きさの目安では、30デシベルが「郊外の深夜・ささやき声」、60デシベルが「普通の会話」。百科事典のWikipediaでも、ささやき声は30〜40デシベルとされている。(秋田市・広島県の資料、Wikipedia)
思った通り、聞こえる大きさでした。ささやき声って、深夜の静けさと同じくらいなのか。横にいれば、たぶん気づく音です。

WHOの目安は、夜の寝室で30デシベルより静か
WHO(世界保健機関)は、よく眠るために、夜の寝室は30デシベルより静かにすることを勧めている。(WHOのヨーロッパ地域事務局のページ)
ささやき声と、ほとんど同じ数字です。ちょっと怖い!離れ具合や眠りの深さでも変わるはずですが、静かな寝室なら、ささやき声でもバレる。そうなると気になるのは、声をほとんど外に出さない道具があるかどうかです。
声がもれにくい「防音マイク」なら、バレない?
声をほとんど外に出さない道具を、2026年の11月ごろに探してみると、口にあてて使う防音マイクというものがありました。しかも、日本のメーカーから2つも。
mutalk 2は、外にもれる声を20デシベル以上へらす
VRヘッドセットなども作るShiftall(シフトール)の防音マイク。口をおおって話すと、外にもれる声を20デシベル以上へらす。パソコンにもスマホにもつながり、希望小売価格は19,900円(税込)。(Shiftall公式)
キヤノンのPrivacy Talkも、声を約20デシベルへらす
キヤノンマーケティングジャパンの、マスクのように付ける減音デバイス。声を20デシベルくらいへらす。2024年3月14日に一般販売が始まり、発表のときの直販価格は23,650円。(AV Watch・BCN)
2万円は高い!口をおおう見た目もすごそうで、家族に見られたら、わたしが笑われそうです。そこまでするなら、フリックするか、布団をかぶって話します。

ただ、気になるのは「聞こえにくい」の中身です。メーカーの説明を、もう少しくわしく見てみると・・・
「聞こえない」ではなく「聞き取れない」
メーカーの説明では、「静かなカフェ程度の騒音環境」なら、「すぐ隣の席」でも「何を話しているのか聞き取れないレベルに減音」。まわりに少し音がある場所で、話の中身が分からなくなるということ。(Shiftall公式)
初代を使った記者は「モゴモゴと消音」
ニュースサイトのテクノエッジの記者は、初代mutalkが「外から内容を聞き取れない程度にモゴモゴと消音」のとおりに使えたと書いている。一部の発音が鼻声のようにこもることがあり、mutalk 2には鼻までおおうパッドが付いた。(テクノエッジ・2024年)
音がゼロになるわけじゃないのか。カフェならまだしも、静かな寝室だと微妙です。中身は聞き取れなくても、モゴモゴという音で起きそう。ちょっと期待しすぎました。

それに、そもそもこの防音マイクで、スマホの音声入力ってできるんでしょうか? 作ったねらいは、Web会議やゲームのボイスチャットのようです。
防音マイクで、スマホの音声入力はできる?
Bluetoothのイヤホンをつなぐと、そのマイクで音声入力できる
iPhoneは、Bluetoothのイヤホンなどを使っている間は、そちらのマイクで音声入力できる。3種類のイヤホンで、問題なく文字が入ったということ。(ケータイ Watch・2022年)
スマホでは、マイクとイヤホンを別々にできない
Shiftallの説明では、スマホはBluetoothのマイクとイヤホンを別々の機器で動かせない。そのため初代mutalkは、本体にイヤホンをさして使う形。mutalk 2にもイヤホンジャックが付いている。(Shiftall公式)
ということは、防音マイクも、スマホからはマイク付きのイヤホンと同じあつかいになりそうです。ただ、防音マイクでスマホの音声入力をしたという記事や、メーカーの説明は見つかりませんでした。そこまでは分からなかった、というのが正直なところ。

それに、耳にあるイヤホンのマイクだと、口から遠くない?と思ってしまいます。そのあたりも、同じ記事に書いてありました。
イヤホンのメリットは「そこまで大きくない」
イヤホンを使えば、スマホを顔の近くで持ち続けなくていい。ただ、入った文字を確かめるためにスマホは手に持つので、イヤホンを使うメリットはそこまで大きくない、とのこと。(ケータイ Watch)
スマホで録る音の質は、口との距離で大きく変わる
マイクなどを作るElgatoの、スマホで録音する人向けの記事では、距離は音の質に影響する最大の要因の一つ。スマホの内蔵マイクを使うときは、できるだけ話す人に近づける、とされている。(Elgato)
どうせスマホは手に持つ。それなら、スマホのマイクの部分を口に近づけるのが、いちばんよさそうです。
今夜から、ささやき声の音声入力でできることは?
「音声入力言語」を日本語だけにすると、精度が上がることがある
auのヘルプでは、iPhoneの「音声入力言語」を日本語だけにすると、音声入力の精度が改善する場合がある、としている。(au・2025年10月更新)
これは盲点!と、期待してウキウキで設定を見に行ったら、もう日本語だけになっていました。根本は解決しないけど、ほかの言語も入れている人なら、ちょっとはマシになるのかな?
雑音の入らない静かな所で話すのも有効
同じヘルプでは、周りの雑音が入らない静かな所で話すことも有効とされている。(au)
静かな所は、声を出しにくい場所でもあり、音声入力には向いている場所でもある、ということ。ほかにも、ささやき声用のモードや、手で口元を囲う・布団をかぶるといった小技が効くのかも調べてみましたが、ちゃんと確かめた情報までは見つかりませんでした。無いのか・・・やっぱりか。小技は気休めなのかも?

結局、静かな寝室で、完全にバレずに音声入力する方法は見当たりませんでした。でも、ここまで分かれば納得です。2万円のマイクより、わたしには布団とフリック!

