最近、ファミリーマートからの「重要なお知らせ」を装ったフィッシング詐欺メールが急増しています!
本物そっくりに作られているため、見分けるのが困難で多くの方が被害に遭っています。
実際に2025年8月にも新たな詐欺メールが確認されており、その巧妙な手口は年々進化しているんです。
そこで、これらの偽メールの特徴や見分け方について詳しく調べてみました!
ファミリーマート詐欺メールにはどんな件名が使われるの?
詐欺メールの件名には共通したパターンがあります。
最も多いのが「重要なお知らせ」という言葉を使ったもので、受信者の注意を引こうとする手法です。
具体的な件名としては「ファミマTカード重要なお知ら」「【重要なお知らせ】ファミペイ ご利用確認のお願い」「【重要】ファミペイ本人確認のお知らせ」「<緊急!ファミペイ 重要なお知らせ>」などが確認されています。
これらの件名は緊急性や重要性を演出し、受信者に素早い行動を促そうとしているのが特徴です。
興味深いのは、一部の件名で文字が途切れているケースもあることです。
「ファミマTカード重要なお知ら」のように最後の文字が欠けているものもあり、これは詐欺メールを見分ける手がかりの一つになります。
メール本文にはどんな不自然な特徴があるの?
詐欺メールの本文には、日本語として不自然な表現が多く含まれています。
例えば「このたび、ご本人機のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありました」のように、助詞の使い方や語順がおかしい文章がよく見られます。
また、アカウント制限や情報更新を理由にした内容も典型的な特徴です。
「お客様のアカウントにおいて、これまでと異なる端末・接続環境からのご利用が複数確認されております」「24時間以内にご確認がない場合、アカウントの利用制限をさせていただきます」といった、緊急性を煽る文言が使われています。
さらに「システム安定性向上及びセキュリティ強化を目的として、2025年度システムバージョンの大規模アップデートを実施する」のような、もっともらしい理由を挙げて情報更新を求めるパターンも増えています。
偽サイトへの誘導方法にはどんな手口があるの?
詐欺メールは必ずフィッシングサイトへ誘導しようとしますが、その手口も巧妙化しています。
URLは本物のファミリーマート関連サイトに似せて作られており、「https://pocketcard●●●●.com/」「https://pocketcard-●●●●.com/」のように、一見すると正規サイトのように見える形式が使われています。
誘導先では、会員IDとパスワードの入力から始まり、段階的に個人情報を聞き出す仕組みになっています。
最初はログイン情報、次に名前や生年月日、そしてクレジットカード番号、最終的にはワンタイムパスワードまで要求されるのが一般的な流れです。
ファミリーマートは公式にログインを求めるメールやSMSを一切送付していないという点です。
つまり、ログインを促すメールが届いた時点で詐欺だと判断できるわけです。
認証コードや当選通知を装った手口も存在するの?
最近では、メール以外の手口も確認されています。
ショートメッセージで「認証コード●●●● このコードをファミペイアプリに入力してください。有効期限は●分です」といった偽の認証コードを送りつける事例があります。
また、「アンケートに回答すると謝礼金が当たる」「無料クーポン券や賞金が当選した」といった甘い話で釣り、賞品受取りのためとして個人情報の入力を求める手口も報告されています。
さらに「店舗にて荷物をお預かりしております」というメッセージで、配送関連のサービスを装って個人情報を聞き出そうとするケースもあります。
これらはすべて、最終的にフィッシングサイトに誘導して個人情報やクレジットカード情報を盗み取ることが目的です。
ファミリーマート詐欺メールから身を守る方法
これらの詐欺メールから身を守るには、まずメール内のURLは絶対にクリックしないことです。
ファミリーマートの公式サイトやアプリにアクセスする際は、必ずブックマークや公式アプリから直接アクセスするようにしましょう。
もしも怪しいメールを受信したら、内容に関わらず無視してゴミ箱に入れることをおすすめします。
判別が困難な場合は、ファミリーマートのお客様相談室に直接問い合わせることで確認できます。
万が一フィッシングサイトに情報を入力してしまった場合は、すぐにクレジットカード会社への連絡や、ファミペイのパスワード変更などの対処が必要になります。
こうした詐欺は日々巧妙化しているので、常に警戒心を持って対応することが大切ですね。