【ETC利用照会サービス】ご利用料金返金手続きのご案内(期限あり)は迷惑メール?

ETCの返金手続きを装った怪しいメールがかなり増えているみたいです!

「ご利用料金返金手続きのご案内」なんて書かれていると、つい信じてしまいそうになります。

でも実は、このタイプのメールはフィッシング詐欺の可能性がとても高いんです!

個人情報やクレジットカード情報を盗まれる危険があるので、しっかり見分ける方法を知っておく必要があります!

1. このメールは本物のETCサービスから送られてくるの?

このような返金案内メールは、本物のETC利用照会サービスから送られてくることはほぼありません。

ETC利用照会サービスの公式サイトでは、メールに記載のリンクや二次元コードから「お客さま氏名・ご住所・クレジットカード情報」の入力を求めることは決してないと明言しています。

返金に関する案内があるとしても、利用者自身が公式サイトにログインして確認する仕組みになっているんです。

「期限あり」という言葉で焦らせるのも、詐欺メールの典型的な手口になります。

実際に、2025年9月から同様の件名で多数のフィッシングメールが報告されているので注意が必要です。

2. 送信元のメールアドレスで見分けられる?

送信元のメールアドレスをチェックするのは、かなり有効な見分け方です。

ETC利用照会サービスの公式メールアドレスは「admin@ml.etc-meisai.jp」のみとなります。

これ以外のアドレスから送られてきたメールは、偽物の可能性が高くなります!

実際に報告されている偽メールアドレスの例を見てみると、

・etc-e.mailvdfN@mxvdfN.mail.vdfN.net
・etc-e.mailL7cF@eimyistoire.com
・helpe@12358mw.com
・finance@ivlaj.com
・info@mail.isetanmitsukoshi.co.jp

こんな感じで、公式とはまったく関係のないドメインから送られてきます。

三越伊勢丹のドメインを偽装しているケースもあるので要注意です。

公式メールアドレス

admin@ml.etc-meisai.jp が唯一の公式配信アドレスです。

3. メール本文の内容に怪しいポイントはある?

フィッシングメールには、いくつかの共通する特徴があります。

まず「システム調整による過剰請求分の返金」という理由が書かれているケースが多いです。

返金金額も7,920円、30,290円、162,580円など、つい手続きしたくなる金額が記載されています。

受取期限も「2025年9月16日」「2025年9月17日」「2025年9月19日」など、メールが届いてから数日以内に設定されていて、焦らせる内容になっているんです。

さらに、メール本文の最後に「本メールは送信専用のため、直接のご返信は承っておりません」という文言があるのも特徴的です。

4. メール内のリンクをクリックするとどうなる?

絶対にクリックしてはいけません。

このようなフィッシングメールのリンクをクリックすると、本物そっくりの偽サイトに誘導されます

そこで個人情報やクレジットカード番号を入力してしまうと、情報が盗まれてしまうんです。

盗まれる可能性がある情報は以下の通りです。

・ETCカード番号
・氏名や住所
・電話番号
・クレジットカード情報
・パスワード

一度情報を渡してしまうと、取り返しがつきません。

「返金を受け取れないかも」という不安から、つい手続きしてしまいたくなる気持ちもあるかもしれません。

でも、そこがまさに詐欺師の狙いなので注意が必要です。

5. 本当に返金があるか確認したい場合はどうすればいい?

もし本当にETCの返金案内があるとしたら、メールではなくETC利用照会サービスの公式サイトに直接アクセスして確認しましょう。

メール内のリンクは絶対に使わず、検索エンジンで「ETC利用照会サービス」と検索するか、ブックマークしておいた公式サイトから入るのが安全です。

安全な確認の流れとしては、

1. メールのリンクは使わない
2. 検索エンジンで公式サイトを探す
3. 公式サイトにログインする
4. マイページで返金案内を確認する

こんな感じで進めていけば問題ありません。

ログイン後に返金に関する通知が何もなければ、そのメールは間違いなく詐欺だと判断できます。

公式サイトのURLは「https://www.etc-meisai.jp/」です。

6. もしリンクをクリックして情報を入力してしまったら?

もしうっかり個人情報を入力してしまった場合でも、速やかに対処すれば被害を最小限に抑えられます。

まず最優先でやるべきことは、クレジットカード会社に連絡してカードを停止してもらうことです。

何度も不正利用される可能性があるので、スピードが大切になります!

次に、本物のETC利用照会サービスの公式サイトにログインして、パスワードを変更してください。

同じパスワードを他のサービスでも使っている場合は、そちらも変更しましょう。

  • クレジットカード会社に連絡してカードを停止
  • ETC利用照会サービスのパスワード変更
  • 同じパスワードを使う他サービスも変更

そして、警察のサイバー犯罪窓口やフィッシング対策協議会に連絡することも大切です。

報告することで、他の人への注意喚起にも繋がります。

まとめ

「ETC利用料金返金手続きのご案内(期限あり)」というメールは、ほぼ間違いなくフィッシング詐欺です。

本物のETC利用照会サービスが、このような形で返金案内を送ってくることはありません

メール内のリンクは絶対にクリックせず、気になる場合は公式サイトに直接アクセスして確認するのが正解です。

「期限あり」という言葉に焦らされて、大切な個人情報を渡してしまわないよう十分注意しましょう!