スマホの充電は画面の明るさマックスだと遅くなる?充電できないことも?

スマホの充電をしているのに、なかなかバッテリーが増えない経験はありませんか?
毎日使うスマホだからこそ、充電の効率は気になるところ。
実は画面の明るさ設定が充電速度に大きく影響しています。
今回は画面の明るさと充電の関係について調べてみました!

画面の明るさはバッテリー消費にどれほど影響するのか

スマホの画面の明るさは、バッテリー消費量に大きな影響を与えています。
画面を明るく設定するほど、より多くの電力を消費するんです!

たとえば、iPhone4で明るさを最低に設定した場合の使用可能時間は約6.5時間。いっぽう、最大明るさでは約3.5時間しかもちませんでした。

つまり、画面の明るさを最低から最高に上げると、バッテリー持続時間がほぼ半分になるということです。

別の調査では、輝度を0%と100%で比較すると、バッテリーの持続時間が2.5倍程度異なるという結果も出ています。
日常的に使うなら、輝度を約25%程度に設定すると、バッテリーの消耗を抑えつつも画面が見やすい状態を保てるでしょう。

また、画面の壁紙やテーマも影響します。
暗めの壁紙やテーマを使用すると、バッテリー消費をさらに抑えることができます
特にOLEDディスプレイを搭載したスマホでは、黒い部分は電力をほとんど使わないため、効果的です。

充電中に画面の明るさが最大だと充電が遅くなります

充電中にスマホの画面を明るくしていると、充電速度が遅くなります。
これはなぜでしょうか?

充電器からスマホに供給される電力には限りがあります。
その電力は、バッテリーの充電と、スマホの動作の両方に使われます。
画面を最大の明るさにしていると、供給される電力の一部が画面の表示に使われてしまうため、バッテリーに蓄えられる電力が減ってしまうんです

特に充電しながら動画視聴やゲームなどのバッテリー消費が大きいアプリを使っていると、充電速度はさらに遅くなります。
最悪の場合、消費電力が充電による供給電力を上回り、充電中なのにバッテリー残量が増えないどころか、減っていくこともあります

そのため、充電を早く完了させたい場合は、画面の明るさを下げるか、画面をオフにしておくのがベストです。
特に急いでいるときは、機内モードにして全ての通信をオフにすると、さらに充電速度が上がります。

スマホがまったく充電できなくなる主な原因とは

スマホがまったく充電できなくなることもあります。
その主な原因を見ていきましょう。

1. ケーブルの断線や故障
充電ケーブルは毎日の抜き差しで劣化します。
ケーブルが断線していたり、端子が歪んだりしていると、充電ができません。
別のケーブルで試してみて改善するなら、ケーブルの問題です。

2. アダプターの故障
アダプターも劣化します。
アダプターの故障は発熱や発火の原因になることもあるので、不具合を感じたら使用を中止しましょう

3. 充電口の不具合や汚れ
充電口にホコリやゴミが詰まっていると、ケーブルとの接触不良を起こします。
エアダスターなどで優しく清掃してみましょう。

4. スマホの発熱
スマホが熱くなりすぎると、安全のために自動的に充電を停止する機能が働きます
スマホが熱い場合は、涼しい場所に置いて温度が下がってから充電しましょう。

5. バッテリーの劣化
スマホのバッテリーには寿命があります。
2年ほど使用すると劣化が進み、充電がうまくいかなくなることもあります。
バッテリー交換が必要かもしれません。

画面の明るさ管理で充電を効率化しよう

スマホの充電効率を上げるには、画面の明るさ管理が重要です。
充電中は画面を暗くするか、できればスリープ状態にしておくのがおすすめです。

また、日常的なバッテリー管理としては以下の点も効果的です。

・明るさの自動調整機能を活用する
・必要ないときはWi-Fi、Bluetooth、GPSをオフにする
・バッテリーセーバー機能を使う
・自動ロック時間を短く設定する
・使わないアプリはこまめに終了する

スマホの画面の明るさは、バッテリー消費に最も大きな影響を与える要素の一つです
適切に管理すれば、充電の効率が上がり、バッテリーの寿命も延びるでしょう。

スマホとの付き合い方を少し工夫するだけで、バッテリーの持ちがグンと良くなります。
ぜひ試してみてください!