おじさんです。
先日docomoのケータイ補償を使ってスマホをリフレッシュ品に交換しました。
その後壊れたスマホはどこもに返送する必要があるのですが、その際にデータの初期化をしてみようと思いました。
今回はただの初期化じゃなく、(ほぼ)完全に情報を削除する、という事でご紹介したいと思います。
※ただし、誰かが必死になったら復元出来る可能性があるかも知れません。そこは保証出来ません。そこまで困るスマホは手放さないで物理的に破壊するくらいしないと安心できないと思います。
目次
通常の初期化ではデータの復元が可能
普通は「データの初期化」をするっていうことは、データが完全に消えたのだと思います。ですが、実はそうじゃないのです。
見た目的には消えているデータですが、実はそれは見た目だけの事で、パソコンなどに繋いで確認をすれば中身がまだ覗けてしまう・・・という事があるそうです。
スマホを初期化したい時っていうのは例えば、「売るとき」「故障の交換をするとき」だったりの、他人の手に渡る時ですよね。もしもその人が自分のデータを復元したら・・・・。
他人に見られて困る情報ってたくさんありますよね。
- 各種パスワード
- メールのやりとり
- 写真
これらが他人に見られたら・・・と思うと、悪用されなくてもゾッとします。なんとか完全に消去して他人に見られない方法ってないんでしょうか?
暗号化してデータの復元をできなくする
今回の方法では、スマホのデータを暗号化します。暗号化をする事によって、もしも削除済みのデータを読み取れない様にするのです。
Androidではシステム的に、「データを完全に消去」というのは出来ないらしく、その対策として「データの暗号化」を使うのです。
データの暗号化→データの初期化
という手順を踏むことになります。以下で説明して行きます。
※おサイフケータイを使用している場合、先にFeliCaの初期化をする!
おサイフケータイを使用している場合、そのデータは初期化では消えません。アプリをしても、スマホ内のICチップにデータは残ったままなのだそうです。
おサイフケータイをご利用の方は、以下の記事を参照されて下さい。
【参考】おサイフケータイの初期化方法
(ほぼ)完全なスマホデータの削除方法
手順① スマホを充電器に繋ぎ、90%以上充電をする。
この暗号化の手順ですが、かなりの時間を要します。そして途中で「電源が切れた」があってはいけない過程になりますから、暗号化の前に以下の条件が付きます。
- スマホが90%以上充電されていること
- スマホが充電ケーブルに繋がっていること
①の「90%」以上ってところはちょっとあいまいですが、僕の場合、充電60%くらいの時は暗号化出来ず、90%を超えた辺りで暗号化する事が出来る様になりました。
上の画像は充電ケーブルに接続していない状態。充電が61%あるのに「電源に接続してください」となって先に進めず。
上の画像は充電ケーブルに接続した状態。充電が61%かつ充電中なのに「充電してからもう一度お試し下さい」となって先に進めず。
96%になった時にようやくOKが出ました。
手順② 「設定」を開く
手順③ 「セキュリティ」を選択
手順④ 「携帯電話の暗号化」を選択
手順⑤ 「携帯電話の暗号化」を選択
手順⑥ PINを入力
手順⑦ 「携帯電話を暗号化」を再度選択
ここまで動作で暗号化の手順は完了です。あとは勝手にスマホが暗号化をしてくれます。
暗号化には60分くらい・・・と書かれていたのですが、これは環境によって違う様です。僕の場合はだいたい10分くらいで終わりました。
暗号化が終わりました。画面ロックを解除して完了です。
手順⑧ スマホを初期化する
上の手順で終わったのは暗号化だけです。これからスマホを初期化する必要があります。
- 「設定」を開く
- 「バックアップとリセット」を選択
- 「データの初期化」を選択
- 「内部ストレージ内データの削除」にチェックを入れる
- 「携帯電話をリセット」を選択
- 「すべて削除」を選択
以上の手順でスマホを初期化する事が出来ます。初期化は10分ほどで完了します。
言語選択の画面になりました。これでスマホはきれいに初期化されました。
お疲れ様でした。
※最初にも書きましたが、場合によってはデータが抜き出せる可能性はあるかも知れません。自己責任でお願いします。突き詰めるならやはり「物理的に完全に壊す」のが一番安心出来る方法となってしまうかと思います。手放す時点で、最悪の可能性はちらっと頭に入れておく必要はありそうです。