おじさんです!
先日、購入した裁断機「DURODEX 200DX」が届きまして、数日使用してのレビューをしたいと思います。
結論としては、DURODEX 200DXは最高!「安い」に釣られず、「いいもの」を買った方が快適です!という事になります。笑
ちょっと値は張りますが、その後の自炊(紙の本の電子書籍化)が超快適になりますよ!
目次
最強裁断機「DURODEX 200DX」を購入!
先日買った最強裁断機、DURODEX(デューロデックス)200DXが届きました。
購入のポチをするまではかなり悩んだのですが、ポチってから届くまでは数日でした。これが通販のいいところです。
DURODEX 200DXはこんな感じの段ボールに入って届きます。
想像していたよりもデカくなく、重くもない感じです。
段ボールからDURODEX 200DXを取り出しました。
超カッコいいです。高級感がありますね。ハイグレードな質感です。
カラーの選択肢として黒と白があったのですが、黒を選択して正解だったと思います。
白もいいと思うのですが、前に買った裁断機(早まって断捨離してしまった)が白だったので、今回は黒にしてみました。
上の画像では裁断機が立っているのが分かると思いますが、これもDURODEX 200DXの大きなポイントです。省スペースで収納出来ますからね。
横に寝かせてみました。
上の状態は、ガチャンと裁断するときに降ろすレバーが固定されて折り畳まれているときのものです。
DURODEX 200DXと印字されています。
200DXの他に180DXという裁断機もありますが、僕は200DXを選択しました。
「DURODEX 200DX」の使い方
以下ではDURODEX 200DXの基本的な使い方を説明します。
裁断機はとても鋭い刃物なので、使い方を間違えると大変です。
慎重に慎重に扱う様にしましょう。分厚い本を一発でスパッと両断できるくらいの、超取り扱い注意なシロモノです。
① まずは「受け木」を設置する
DURODEX 200DXには「受け木」というものがあります。
僕が以前使っていた裁断機にはこういうものはなかった(最初からセットされていた?)と思うのですが、200DXにはあります。使うときは受け木を取り付けて、しまうときには受け木を外す・・・という感じにするみたいですね。
底面に取り付けられていた受け木を取り外します。
次に、折り畳まれているレバーを上に上げます。
レバーをグッと下に押し込んだ状態で、「解除」のレバーを矢印の方向へ動かすと、レバーの固定が解除されます。
解除レバーは、上の矢印の位置にあります。
ちょっとアングルが変わって、上の画像は「裁断機の刃が降りてくるところ」です。
受け木を入れる溝がありますよね。
ここに受け木がないと、本ごと溝に沈み込むのでうまく裁断できません(しまうときはここに受け木がないことでレバーが深く沈み込み、省スペースな形にロックできます)。
溝に受け木をスライドさせて入れます。
上の画像の部分に穴があるので、ズズズと入れていきます(レバーを上げておかないと、刃に引っかかって入りません)。
溝に受け木が入りました。
ピンボケしてますが、上の画像は「受け木のある状態で刃を降ろしたところ」です。
受け木の部分に刃が当たっているのが、なんとなく分かってもらえるでしょうか。
② 乾電池をはめる
次に乾電池のセットをします。
裁断機でカットするラインを赤い光で示す為に、乾電池が必要です。
必要な乾電池は同梱されています。
乾電池を入れるところは、本体の底面にあります。
乾電池がハマりました。
乾電池を入れた状態で本体にある「表示スイッチ」を押すと・・・
こんな感じで、赤い光が現れます。
この光の線に沿ってカットされるので、背表紙の位置を調整してからレバーを降ろしてカットする様にして下さい。
本が分厚い場合は赤い光がほとんど見えませんが、「赤い光が最初に当たったところから、更にどれだけ奥に本を突っ込むか」でだいたいの位置は把握出来ます。
③ 本の背表紙の裁断方法
では実際に本の裁断をしてみたいと思います。
裁断するのはコチラの本です。200ページ超くらいの英語の単語帳ですね。
本の厚さによって、上の様に「赤い光の一部しか見えない」状態になります。
なのですが上に書いたとおり、「赤い光が最初に当たったところから、更にどれだけ奥に本を突っ込むか」でだいたいの位置は判断出来ます。
本は右端にしっかり寄せて、下からスライドできるレバーで固定して、上に引き上げて場所を決めます。
場所を決めたら、レバーをゆっくりと降ろして裁断します。
この様に、綺麗にスッパリ裁断出来ました。
④ 折り畳んで収納する方法
DURODEX 200DXは、使わない時は折り畳んで収納する事が出来ます。
受け木が入っていると折り畳めないので、まずは受け木を抜き取ります。
受け木は底面にはめて収納します。なくしちゃダメです。
なのですが、もしもなくした場合は、単品で購入も可能です。
グググとレバーを降ろすと、ガチャンとレバーが固定されます。これで折りたたみ完了。簡単です。
レバーを降ろした状態だと、受け木は入りません。受け木の溝まで刃が降りているからですね。
かなり分かりにくいですが、上の画像は、刃を降ろした状態の「本を入れる隙間」を写したものです。
刃がしっかり降りていて、ものが入る様な隙間はない様に見えます。
試しに紙を入れようとしましたが、降りた刃に当たっているのか、入りませんでした。
レバーを降ろした状態だと安全性が高くなる様ですね。
ただし、それでも注意はする様にして下さい。特に、自分以外の人が触れる様な環境には置かない様にするのがいいと思います。とにかく、びっくりするくらい鋭い刃ですから・・・。
「DURODEX 200DX」のレビュー
裁断機「DURODEX 200DX」を使用して数日ですが、「買って良かった」と思えています。本格的に自炊(紙の本の電子書籍化)を考えているなら、絶対に後悔のないレベル。
ネックは価格ですが、一度買ってしまえばほぼノーメンテナンスで長く使えるので(以前使っていた裁断機はノーメンテナンスで5年以上使えました。壊れたワケではなくて、使わないと思って粗大ゴミに出してしまった)、長い目で考えれば決して高くはないと思います。
裁断機を使わない方法として「カッターを使う」というものがありますが、これは以下の様なデメリットがあります。
- 時間がかかる
- 手が疲れる
- 裁断面がガタガタになる
僕は1と2は我慢しようと思ったのですが、実際にやってみて、3の「裁断面がガタガタになる」はとても我慢できるものではないという事が分かりました。
電子書籍化したデータは一生モノなので、出来るだけ綺麗な状態にしたいです。
もちろんデータをトリミングしたりして綺麗に整える事も出来ますが、それはそれで時間がかかりすぎます。
やってみると分かりますがそもそも「裁断した本のスキャン」自体に結構時間がかかるので、その前段階ではできるだけ手間を省いておいた方がいいと思います。
そして「どうせ買うなら満足行く性能の裁断機がいい」ということで、僕はDURODEX 200DXを購入しました。
200DXと他の裁断機の大きな違いは「裁断できる本の厚さ」です。
200DXは、他の一般的な裁断機(例えば180DX)と比べて、少しだけ厚い本を裁断することができます。
具体的に言うと、180DXは15mmまでの本を裁断出来て、200DXは18mmまでの本を裁断出来ます。わずか数ミリですが、この差がめちゃくちゃデカいんです。
裁断機のキャパを越えた厚さの場合、カッターなどで分割してから裁断することになるのですが、3mmの違いでこの分割の行程が省けることが結構多いです。
ちょっとここで、裁断機の性能を実証してみましょう。
この本の表紙は分厚い厚紙で出来ているのですが、僕は最初、この頑丈な作りの本が裁断出来るかが心配でした。普通の本に比べて、表紙の厚さが違い過ぎるんです。
何はともあれ、実際に本をカットしてみます。
ドキドキ・・・・
スパッ
ということで、あっけにとられるほど簡単に切れました。
考えてみれば厚紙というものは「薄い紙の集合体」みたいなものですから、200枚以上の紙を一気に裁断してまう性能がある裁断機なら、問題なくスパッといってしまうんですね。
ちなみにこの本のシリーズは、巻にもよりますがだいたい1.5~1.7mmほどありますから、一般的な裁断機のサイズである180DXでは、分割しなければ裁断出来なかった可能性が高いです。
【結論】自炊をたくさんするなら、いい裁断機を買おう!
自炊(紙の本の電子書籍化)を本格的にする為には、ある程度の初期投資は必要です。
カッターを買って裁断をする場合、出費は最小限に抑えられますが、手間がかかったり、裁断面がガタガタするなどのデメリットがあります。実際にやってみて、とてもオススメ出来る方法ではないなと思いました。
そもそもの話で言うと、カッターで背表紙をするのは危ないです。カットをする時に力を強く入れるので、もしもカッターが意図出来ない方向に暴走すると、指などを深く傷つける可能性があります。
となると裁断機を買うことになるのですが、オススメ出来そうなのはDURODEXの200DXか180DXとなります。
これは正直どちらでもいいのですが、これから数年使う事を考えると、1万円追加して200DXを選択するのがいいと思います。
200DXと180DXの違いは「裁断出来る本の厚さが3mm違う」だけなのですが、その違いはかなり大きいです。15mmを超えてかつ18mm未満の厚さの本って、結構多いのかも知れません。
数年使うものであり、そう簡単に買い換えができないことを考えると、やはり出来るだけいいものを買ってしまった方がいいと思います。
「いいもの」と言っても、通常の裁断機に1万円足すだけですからね。それで数年快適が続くと思えば、高くはないかも・・・。