おじさんです!
手持ちの本を電子書籍化する「自炊」を進めているのですが、以前買った裁断機を断捨離してしまった(捨てた)ので、カッターで背表紙を切るという超アナログな方法で作業を進めています。
今回はこのアナログな裁断方法について、思うところなどをまとめてみました。
目次
カッターで背表紙をカットするのにかかる時間
僕がどの様に背表紙をカットしているかは、以下の記事をご参照下さい。
簡単に言うと、カットする部分に定規を当てて、カッターでカットを繰り返して行く・・・・という、ただそれだけ。
色々とコツはありますが、上の画像の様な感じですね(撮影の為に定規に手を添えられていませんが)。
で、1冊のカットにかかる時間ですが、これはもちろん本のページ数によります。例えば400ページくらいの本の場合、だいたい3~5分かかります。慣れてきても、こんな感じです。全力で効率化すればもっと早くなると思いますが、何十冊もそれを続けることは難しいと思います。なので、アベレージで3~5分くらいになりそうです。
カッターで背表紙をカットするのは効率的か?
カッターで背表紙をカットするのは、裁断機を使う方法に比べると全然効率的ではありません。どちらかというと非効率。
「裁断機が高いので仕方なくカッターでやってます」という感じです。僕の場合。
カッターで背表紙をカットすることのデメリット
カッターで本の背表紙をカットすることは、裁断機を使う方法に比べてデメリットが多いです。メリットとなるのは「裁断機を買う費用がかからない」ということだけかも知れません。
以下では、カッターで背表紙をカットする事のデメリットをまとめてみました。
① 時間がかかる
カッターで背表紙をカットするのは時間がかかります。
裁断機の場合1冊10秒程度で終わる事もありますが、カッターの場合は3~5分はかかります。
10冊程度ならカッターでもいけますが、100冊や1000冊になってくると、カッターでカットするのは難しいかも知れません。
② 手が疲れる
カッターで背表紙をカットすると、地味に手が疲れます。カッターを押さえつける指がヤバい感じになってきます。たまにポキポキ鳴らしてごまかす感じが続きます。
③ 怪我の危険がある
カッターでの背表紙カットを続けてみて、感じたのは「怪我をするかも知れない」という怖さです。
力の入れる方向を気を付けて、その上で定規を当てていれば基本的には大丈夫だと思うのですが、「予期しない動きでカッターがこっちに曲がってしまうかも知れない」と不安になる事があります。
もしもカッターがズレてしまったら、自分の手をザクッと行ってしまう可能性が高いです。
怪我の可能性を減らすには、とにかく慎重に、集中力を持って作業する必要があります。となるとやはり、「作業をもっと素早く」しようとするのは危険だと思います。
④ 綺麗にカットするのが難しい(自炊のクオリティが下がる)
これが僕が一番許容出来なかったデメリットです。
カッターでの背表紙のカットは、あまり綺麗に行きません。切断面がズレてきたり、細かい紙のクズみたいなものが出てきてしまって、仕上がりが汚くなってしまうのです。裁断面がガタガタです。
スキャンしたデータは完成品であり、一生モノです。
そう考えた時、「このままカッターでカットを続けてもいいものか・・・」という気持ちが生まれてしまいました。
実は、裁断機買っちゃいました
実は、新しい裁断機を注文してしまいました。まだ届いていませんが、届くまでは裁断作業を中断しています。カッターで裁断することはもうしません。
これがカッターで裁断した本たちです。これ以上はカッターでやりません。
カッターで裁断するデメリットは色々あったんですが、裁断面がガタガタになってしまってPDFのクオリティが下がってしまうのは嫌だなと思い、思い切って裁断機の買い直しをしました。
買ったのはこちらの裁断機です。せっかくなのでいいやつを買いました。この裁断機に関しては、またレビューしてみたいと思います。
カッターで背表紙をカットする際は、くれぐれも慎重に、これ以上ないくらい気を付けながら作業をされる様にして下さい。やってみると分かりますが、結構危険が潜んだ作業だと思います。