きらぼし銀行を名乗る「利用制限解除のご案内」というメールが届いて驚いた!
件名に「【重要】きらぼし銀行口座に関する重要なお知らせ」なんて書かれていると、本物なのか気になるところ。
でも、このメール、2025年10月現在、実際に大量発信されているフィッシング詐欺メールなんです。
迷惑メール相談センターも注意喚起を出しているこのメール、どう見分けてどう対処すればいいのか調べてみました!
1. このメールの正体はフィッシング詐欺?
このメールはフィッシング詐欺メールです。
2025年10月23日、迷惑メール相談センターが注意喚起を発表しました。
まさにこの件名のメールについてです。
このメールは実在のきらぼし銀行とは無関係に送信されているもの。
SNSでも10月中旬から「きらぼし銀行から変なメールが来た」という報告が相次いでいます。
送信元を見ると、plala.or.jpなど明らかにきらぼし銀行とは関係のないアドレスから送られているケースが確認されています。
フィッシング詐欺というのは、実在する金融機関を装って個人情報やパスワードを盗み取ろうとする手口のこと。
このメールもまさにその典型例なんです。
2. なぜこのメールが危険なのか?
このメールには、受信者を焦らせて判断力を鈍らせる工夫が詰まっています。
まず件名に「【重要】」という文字を使って緊急性を演出。
さらに「利用制限解除」という言葉で、何かトラブルが起きているような錯覚を起こさせるわけです。
1. 緊急性を煽る件名で冷静な判断を妨げる
2. メール内のリンクが偽サイトに誘導
3. 個人情報やパスワードの入力を要求
4. 送信元アドレスが公式ドメインではない
メール本文には脅迫的な表現が使われることが多いです。
「一定期間内にご確認いただけない場合、利用を制限します」といった内容。
本物の銀行がこのような急かし方をすることはありません。
きらぼし銀行の公式サイトでも、メールやSMSでID・パスワードの入力を求めるサイトへ誘導することは絶対にないと明言しています。
3. 本物と偽物を見分けるには?
怪しいメールが届いたとき、いくつかのポイントを確認すれば見分けられます。
一番重要なのは送信元のメールアドレス。
表示名が「きらぼし銀行」となっていても、実際のアドレスの@以降を見る必要があります。
きらぼし銀行の公式ドメインは「kiraboshibank.co.jp」ですが、詐欺メールではまったく違うドメインが使われていることがほとんど。
確認すべきポイントをまとめると、
1. 送信元アドレスの@以降を確認する
2. メール本文のリンク先URLをチェック
3. 緊急性を煽る表現がないか見る
4. 個人情報の入力を求めていないか確認
このような形になります。
また、メール内のリンクにマウスを重ねると、実際のリンク先URLが表示されます。
これがきらぼし銀行の公式サイトと違っていれば、間違いなく詐欺。
文章の言い回しが不自然だったり、誤字脱字が目立つ場合も要注意です。
ただし最近は生成AIの普及で文章が自然になってきているので、これだけでは判断できないケースもあります。
4. もしメールを開いてしまったら?
メールを開いてしまっただけなら、まだ大きな問題はありません。
重要なのは、メール内のリンクを絶対にクリックしないこと。
リンクをクリックしなければ、個人情報が盗まれる心配はないわけです。
メール内のリンクをクリックする、リンク先のサイトで個人情報を入力する、添付ファイルを開く
万が一リンクをクリックして個人情報を入力してしまった場合は、すぐにきらぼし銀行の公式サイトから連絡が必要。
公式サイトは検索エンジンやブックマークから直接アクセスするのが安全。
パスワードを変更することも重要です。
同じパスワードを他のサービスでも使っている場合は、そちらも変更しておくことをおすすめします。
5. きらぼし銀行に口座がない場合は?
きらぼし銀行に口座を持っていないのにこのメールが届いた場合、それは明確に詐欺メールです。
フィッシング詐欺メールは不特定多数に一斉送信されるもの。
たまたまその銀行の口座を持っている人が引っかかることを狙っています。
きらぼし銀行という名前を初めて聞いたという人もいるかもしれませんが、これは東京都内を中心に展開している実在の地方銀行。
ただし、口座を持っていない人にメールが届くことは絶対にありません。
このようなメールが届いたら、何も反応せずにすぐ削除するのが正解。
返信したりリンクをクリックしたりすると、そのメールアドレスが有効であることを相手に知らせることになってしまいます。
まとめ
「【重要】きらぼし銀行口座に関する重要なお知らせ — 利用制限解除のご案内」というメールは、2025年10月現在、実際に大量発信されているフィッシング詐欺メールでした。
迷惑メール相談センターも注意喚起を出しているこのメール、送信元アドレスやリンク先URLを確認すれば詐欺だと判断できます。
何より大切なのは、メール内のリンクを絶対にクリックしないこと。
きらぼし銀行に限らず、金融機関を装った詐欺メールは今後も増えていくと予想されます。
メールで個人情報の入力を求められたら、まず疑ってかかる習慣をつけておきたいところ!