最近、「【国勢調査2025】ご協力のお願い(回答者に記念品をご用意)」という件名のメールが多くの人に届いています!
これは間違いなく迷惑メールで、総務省統計局も公式に注意を呼びかけている詐欺メールです!
国勢調査の正式な実施方法を知って、騙されないよう注意が必要です。
1. そのメールは迷惑メール?
「【国勢調査2025】ご協力のお願い(回答者に記念品をご用意)」という件名のメールは、100%迷惑メールです。
フィッシング対策協議会が9月22日に緊急情報として警告を発表しており、総務省統計局も公式に注意喚起を出しています。
このメールの特徴として、回答期限を設定し、記念品(オリジナルグッズ)の進呈をうたっているのが典型的なパターンといえます。
さらに「統計法に基づき50万円以下の罰金が科される可能性があります」といった脅しの文言も含まれているケースが確認されています。
メール内のURLをクリックすると、偽の国勢調査サイトに誘導され、電話番号などの個人情報を入力させる仕組みになっています。
この情報は詐欺グループによって悪用される危険性がとても高いです。
2. ホントの国勢調査はどんな方法で行われる?
ホントの国勢調査は、2025年10月1日現在で実施される正式な統計調査です。
調査方法は調査員が各世帯を直接訪問し、調査票を配布する形で行われます。
調査員は「国勢調査員証」という身分証明書を必ず携帯しています。
9月下旬頃から調査票の配布が始まり、回答方法はインターネット回答、郵送提出、調査員への直接提出の3つから選べます。
大切なのは、国勢調査では絶対にメールによる回答依頼は行わないということです。
また、回答者への記念品の贈呈も一切ありません。
調査員が直接訪問して調査票を配布・調査員は必ず身分証明書を携帯・メールでの依頼は絶対にしない・記念品の贈呈は一切なし
3. 偽メールを見分けるポイントは何?
国勢調査をかたった偽メールには、いくつかの明確な見分けポイントがあります。
まず「記念品プレゼント」という内容は偽物の証拠といえます。
ホントの国勢調査では、回答者への記念品贈呈は行っていません。
メールでの回答依頼も絶対にあり得ません。
国勢調査は調査員による直接配布か郵送のみで、電子メールは使用しないと総務省が明確に発表しています。
さらに、法的な脅しや罰金について触れているメールも要注意です。
正式な国勢調査では、このような形で脅すような文言は使用されていません。
偽メールの見分け方ですが、
・記念品・プレゼントの案内がある
・メールでの回答依頼
・法的な脅しや罰金の記載
・急がせるような期限設定
これらの要素が含まれていたら、間違いなく偽メールだと判断できます。
4. 怪しいメールが届いたらどうする?
国勢調査をかたった怪しいメールが届いた場合は、絶対にURLをクリックしたり返信したりしてはいけません。
メール内のリンクをクリックすると、偽サイトに誘導されて個人情報を盗まれる危険があります。
もし間違ってURLをクリックしてしまった場合でも、個人情報の入力画面では絶対に情報を入力しないでください。
特に電話番号を入力してしまうと、詐欺グループに悪用される可能性が高いです。
実際の被害例として、電話番号を入力すると、ポケモンセンターなどの有名企業になりすましたSMSが届き、そこから個人情報を聞き出す怪しいメッセージが次々と届く事態が確認されています。
1. 怪しいメールは無視して削除
2. URLは絶対にクリックしない
3. 個人情報は一切入力しない
4. 不安な場合は自治体に確認
不安に感じた場合は、お住まいの市区町村や消費生活センターに相談することをおすすめします。
正式な国勢調査に関する問い合わせは、各自治体の統計担当部署で対応してもらえます。
まとめ
「【国勢調査2025】ご協力のお願い(回答者に記念品をご用意)」というメールは、迷惑メールです。
ホントの国勢調査はメールでの依頼や記念品贈呈は一切行わず、調査員による直接配布のみで実施されます。
怪しいメールが届いても慌てずに削除し、正式な調査には適切な協力が大切です!