キーボードアプリを使っていると、変な変換候補が出てきたり、予測変換がおかしくなったりすることがあります!
そんなときは、キーボードアプリのデータを初期化することで、購入時の状態に戻せるんです。
キーボードの学習データをリセットする方法を調べてみました!
1. キーボードアプリの初期化で何が消える?
キーボードアプリを初期化すると、これまで入力してきた文字の学習データがすべて消えます。
具体的には、変換候補の履歴や予測変換の内容が削除されます。
ユーザー辞書の扱いは方法によって異なるので注意が必要です。
初期化の方法には大きく分けて2種類あります。
学習データだけを消す方法と、アプリの設定も含めてすべてを削除する方法です。
iPhoneの場合、「キーボードの変換学習をリセット」してもユーザー辞書に登録した単語は残ります。
一方で、アプリのデータを完全に消去すると設定も含めてすべてが初期状態に戻ります。
2. iPhoneで標準キーボードをリセットする方法は?
iPhoneの標準キーボードの学習データを消す手順ですが、
1. 設定アプリを開く
2. 一般をタップ
3. 転送またはiPhoneをリセットを選択
4. リセットを選択
5. キーボードの変換学習をリセットをタップ
6. パスコードを入力
7. 変換学習をリセットをタップ
こんな感じで操作できます。
この操作により、今まで使用した言葉が削除されて、キーボード辞書が工場出荷時の状態に戻ります。
ユーザー辞書に登録した単語は残るので、それらも消したい場合は設定のキーボード項目から個別に削除する必要があります。
3. AndroidでGboardを初期化するには?
Androidの場合、最も使われているGboardの初期化方法を紹介します。
学習データだけを削除する手順は、
1. 設定アプリを開く
2. システムをタップ
3. 言語と入力を選択
4. 仮想キーボードをタップ
5. Gboardを選択
6. 辞書をタップ
7. 学習した単語とデータを削除をタップ
8. OKを選択
これでGboardが学習した予測変換候補がリセットされます!
設定→アプリ→Gboard→ストレージ→データを消去の順で操作すると、アプリの設定も含めてすべてが初期状態に戻ります。
完全初期化すると、学習辞書やカスタム設定もすべて削除されます。
機種によってメニューの名称が若干違うことがあるので、表示される項目名に合わせて進めていけば大丈夫です。
4. サードパーティ製キーボードアプリの初期化方法は?
SimejiやATOKなどのサードパーティ製キーボードアプリを使っている場合、各アプリの設定画面から初期化できることが多いです。
一般的には、アプリの設定メニューに「学習データのリセット」や「初期化」といった項目が用意されています。
場所はアプリによって違いますが、だいたい詳細設定やプライバシー関連の項目にあります。
メーカー独自キーボードの場合は、設定→アプリ→対象キーボード→ストレージ→データを消去で初期化できます。
アプリ内で見つからない場合は、アプリをアンインストールしてから再インストールする方法も使えます。
ただしこの方法だと、アプリの設定自体もすべて消えてしまうので注意が必要です。
5. 初期化する前に確認しておくことは?
キーボードの初期化を実行する前に、いくつか確認しておいた方がいいことがあります。
- ユーザー辞書に大切な単語が登録されていないか
- 設定のカスタマイズ内容をメモしているか
- 学習データの削除範囲を理解しているか
特にユーザー辞書は、一度消してしまうと復元できないので要注意です。
必要な単語があれば、初期化前にスクリーンショットを撮っておくか、別の場所にメモしておくことをオススメします。
初期化後は、変換の精度が一時的に落ちることもあります。
使っているうちにまた学習していくので、しばらくは様子を見る必要があります。
Googleアカウントと同期可能な設定は自動復元されることもあるので、クラウドバックアップを活用しておくといいでしょう。
完全初期化する場合は、同期を一時停止しておくと学習データが戻らないようにできます。
まとめ
キーボードアプリのデータ初期化について調べてみましたが、意外とカンタンに実行できることがわかりました。
変換がおかしくなったり、変な予測候補が出るようになったら、思い切って初期化してみるのもアリだと思います。
ただし、ユーザー辞書など大切なデータは事前にバックアップしておくと安心です。
使っていくうちにまた学習していくので問題ありません!