最近、ヤマト運輸や佐川急便からの「配送状況通知」メールを受信することが増えているかもしれません。
実はこれらの中には、巧妙な詐欺メールが紛れ込んでいる可能性があります!
正規の配送業者を装った偽メールが2025年9月には迷惑メール相談センターでも注意喚起されており、多くの人がついつい騙されてしまう状況になっているんです。
1. 配送状況通知メールに偽物が混在しているの?
2025年9月には迷惑メール相談センターでも注意喚起されており、ヤマト運輸を装った「お荷物お届けのお知らせ【受け取りの日時や場所をご指定ください】」といった件名の詐欺メールが急増しています。
これらの偽メールは「配送情報確認のお願い」「住所不詳のため48時間以内に再配達が必要」といった緊急性を煽る内容で送られてくることが多いようです。
実際の被害報告を見ると、メール内のリンクをクリックしてしまい、偽サイトで個人情報やクレジットカード情報を入力してしまうケースが相次いでいます。
特に注文した商品の配達を待っている時期だと、サクッと信じてしまいがちなんですね。
本物の配送通知と見分けがつかないほど精巧に作られているため、油断は禁物です。
2. 偽メールにはどんな特徴があるの?
偽の配送状況通知メールには、よく見るといくつかの共通した特徴があります。
まず送信元のメールアドレスをチェックしてみると、「@enbyc.com」や「@srchina.net」など、本物とはまったく異なるドメインを使用していることが多いです。
ヤマト運輸の本物のメールアドレスは「@kuronekoyamato.co.jp」などの公式ドメインのみですが、偽メールでは似せた違うドメインが使われています。
また、文面も「黒猫大和配送」といった微妙に間違った表記や、日本語として不自然な表現が含まれていることがあります。
- 送信元アドレスが公式ドメインと異なる
- 「48時間以内」「大変お急ぎください!」など緊急性を煽る表現
- 宛名が「お客様」のみで具体的な名前がない
- 日本語として不自然な表現が含まれている
ちなみに最近では「アプリの更新が必要」として悪質なサイトへ誘導するパターンも増えています。
3. 本物と偽物を見分ける方法は?
配送状況通知メールが本物かどうか判断するための方法がいくつかあります。
最も大切なのは、メールのリンクをクリックせずに、公式サイトや公式アプリから直接配送状況を確認することです。
佐川急便とヤマト運輸は、どちらもSMSで配送通知を行っていません。
つまり、SMSで「配送状況通知」が届いた場合は、偽物だと判断できるでしょう。
また、本物のヤマト運輸メールではQRコードは使用されないため、QRコード付きのメールは要注意です。
送信元アドレスも大切な判断材料になります。
公式ドメイン以外からのメールは疑ってかかったほうがよさそうです。
4. もし偽メールのリンクを開いてしまったらどうなるの?
偽の配送状況通知メールのリンクをクリックしてしまうと、本物そっくりの偽サイトにアクセスしてしまいます。
そこで住所や氏名、電話番号の入力を求められ、最終的にはクレジットカード情報の入力画面へと進んでいきます。
実際の被害例では、スマホの管理者権限を奪われたり、勝手にキャリア決済でiTunesカード数万円分を購入されたりするケースがあります。
さらに深刻なのは、自分の端末から不特定多数の第三者に同様の詐欺メールが発信されてしまうことかもしれません。
万が一リンクをクリックしてしまっても、個人情報やクレジットカード情報を入力していなければ被害は最小限に抑えられます。
5. 配送状況を安全に確認するベストな方法は?
配送状況を確認する最も安全な方法は、公式サイトまたは公式アプリを直接開くことです。
ヤマト運輸なら「クロネコメンバーズ」、佐川急便なら「