おじさんです。
最近のスマホやパソコンにはNFCという機能が搭載されているものが多いです。まだまだ新しい機能なので分からない人も多い様ですが、とても便利な機能なので活用出来ると良いかと思います。
以下で説明していきます。
目次
NFCとはなにか?
NFCとは「Near Field Communication」の略です。日本語に略すと「近いエリアでの交信」みたいな感じでしょうか(^^;)
英語の意味はともかくとして、NFCではだいたい10センチくらいの距離でのデータ通信を行う事が出来ます。しかもかざすだけで出来るので、めちゃくちゃ気軽です。
NFCと似た機能と言えば、みなさんご存じ「FeliCa」というものがありますね。これはおサイフケータイに使われているので、知っている人も多いはず。
NFCは世界基準
FeliCaはSONYの独自規格であり、残念ながら世界には浸透していません。だから海外のスマホを買うとFeliCaが入っていなくて困る時もあります。ですがNFCは世界基準の為、これからの幅広い対応が見込まれています。例えば、日本のおサイフケータイもいつかNFCに取って代わられる・・・なんて事があり得るかも?
FeliCaはいつまで経ってもiPhoneに登載されませんでしたが、NFCはiPhoneにあっさり登載されています。AndroidにもiPhoneにも登載された規格であれば、おサイフケータイなどの電子マネーを普及させるには持ってこいかも知れませんね。
NFCはこんなに便利
現在のNFCの使い方で多いのは、「端末と端末を接続する」というものです。例えばNFCを登載したイヤホンやヘッドホンは、NFCを登載した部分をスマホなどにかざすだけで接続が完了します。Bluetoothの接続は初期設定がちょっと面倒でしたが、NFCならそれも簡単に済ます事ができます。
日本のスマホにだけあるガラパゴスな機能として赤外線通信がありましたが、これもNFCを使う事によってクリア出来ます。スマホとスマホを近づけるだけで通信完了です。
他にもNFCを活用したアプリは続々登場していますから、認知度も上がり、「NFCってなに?」という状態はなくなってくるかも知れませんね。
NFCにFeliCaの代わりは務まるのか?
FeliCaはSONYの独自規格で日本でしか浸透していませんが、NFCは世界基準であり、日本のスマホシェアトップのiPhoneにも登載されています。
この事からFeliCaの地位をNFCが奪う、という見方も出来るのですが、一方で「日本にはFeliCaが浸透しすぎていて、その機器を変更するコストが莫大である」だとか「NFCはFeliCaに比べて反応速度が遅い」などの問題点もある様です。
確かにNFC接続は10秒ほどかかりますから、コンビニの決済ならまだしも、駅の改札で10秒もかかっていたら大渋滞になってしまいますよね。NFCで決済をしようとしているお客さんに向けられる目線が冷たくなりそうです。
という様に、単純に世界基準だから日本でも広めたら便利・・・という訳にはいかないみたいですね。