国勢調査を名乗るメールが急増しています!
国勢調査のメールは100%詐欺なんです。
総務省統計局が公式に「メールにより調査への回答を依頼することは絶対にありません」と明言しています。
2025年9月20日から国勢調査が始まったタイミングで、それに便乗したフィッシング詐欺が全国的に急増していて、フィッシング対策協議会も緊急情報を公開する事態になっています!
1. 国勢調査のメールって本物じゃないの?
国勢調査を装ったメールは、間違いなく迷惑メールです。
つまりフィッシング詐欺ということ。
総務省統計局の公式発表によると、国勢調査では調査員が実地に調査書類を各世帯に配布するため、メールで回答を依頼することは絶対にありません。
2025年の国勢調査は9月20日から開始されました。
それに便乗する形で詐欺メールが急増しているんです。
NHKの報道でも、9月下旬から偽メールが大量に出回っていることが確認されていますね。
本物の国勢調査では、調査員証を携帯した調査員が調査票を配布する仕組みになっています。
インターネットでの回答も可能ですが、その場合は調査票に記載された専用のIDとパスワードを使います。
メールで突然「回答してください」と届くことはありえません!
1. 調査員が調査員証を携帯して訪問
2. 調査票を直接配布する
3. メールでの回答依頼は絶対にない
4. インターネット回答は調査票記載のIDを使用
2. どんな件名のメールが届いているの?
フィッシング対策協議会が詐欺メールを確認しています。
件名はかなり巧妙に作られているんです。
「【国勢調査2025】ご協力のお願い(回答者に記念品をご用意)」「【重要】2025年国勢調査のご協力のお願い」といった、いかにも公式っぽい件名が使われています!
総務省が公開した不審メールの実例では、記念品について書かれていたり、罰則があると脅すような内容も含まれていました。
「未回答の場合、法令により督促や罰則の対象となることがあります」なんて書かれているケースもあります。
こうした特徴を持つメールが確認されているようです。
・回答者に記念品を贈呈すると誘導
・提出期限を設定して焦らせる
・罰則があると脅す内容
・「オンライン回答はこちら」とリンクを設置
これらの特徴に当てはまるメールは要注意です。
開封せずに削除するのが安全ですね。
3. リンクをクリックするとどうなる?
詐欺メール内のリンクをクリックすると、国勢調査の公式サイトに酷似したフィッシングサイトに誘導されます。
トビラシステムズの調査によると、そこで電話番号の入力を求められるんです。
さらに認証コードまで入力させる手口が確認されています。
入力した電話番号は、他のサービスの不正ログインに悪用される事例が報告されているとのこと。
個人情報が盗まれるだけでなく、二次被害につながる危険性もあるわけです。
見た目は本物そっくりに作られていて、URLも公式サイトに似せた文字列が使われています。パッと見ただけでは判断が難しいため、そもそもメールのリンクをクリックしないことが重要です。
もし誤ってクリックしてしまっても、個人情報を入力していなければ問題ありません。
すぐにブラウザを閉じましょう!
4. メール以外にも不審な手口があるの?
国勢調査を装った詐欺は、メールだけではありません。
国民生活センターには、電話や訪問による不審な事例も報告されているようです。
電話の事例では、自動音声で「国勢調査に回答しなければブラックリストに載ります」と流れたケースがありました。
また、訪問者が電話番号を聞き出そうとする事例も確認されています。
本物の国勢調査では、銀行口座の暗証番号やクレジットカード番号を聞くことは絶対にありません。
預貯金額などの資産状況を尋ねることもないので、こうした質問をされたら詐欺だと判断できますね。
・自動音声でブラックリスト入りを警告
・電話番号や口座情報を聞き出そうとする
・資産状況を尋ねる
・調査員証を持たない訪問者
少しでも不審に思ったら、すぐに話をやめて、お住まいの市区町村の国勢調査担当に確認するのが安全です!
5. 不審なメールが届いたらどう対処する?
国勢調査を装ったメールが届いたら、まず落ち着いて対処しましょう。
最も重要なのは、メール内のリンクをクリックしないこと。
そして個人情報を絶対に入力しないことです。
メールは開封しても問題ありませんが、リンクや添付ファイルには触れないでください。
総務省も「メールに表示されているURLにはアクセスしないよう注意してください」と呼びかけています!
- メール内のリンクをクリックしない
- 個人情報を入力しない
- メールをすぐに削除する
- 不審に思ったら市区町村に相談
もし不安な場合は、消費者ホットライン「188(いやや!)」に相談することもできます。
警察相談専用電話「#9110」も利用可能です。
焦らずに適切な機関に確認するのが一番ですね。
まとめ
国勢調査を装ったメールは、100%迷惑メールです。
つまり詐欺ということ。
総務省統計局が明確に「メールで回答依頼をすることは絶対にない」と公表しているので、届いた時点で偽物だと判断できますね。
2025年は国勢調査の実施年ということもあり、それに便乗した詐欺が全国的に急増しているようです。
記念品や罰則で誘導しようとする巧妙な手口が使われていますが、リンクをクリックしない、個人情報を入力しないという基本を守れば被害は防げます。
詐欺の手口は年々巧妙になっていますが、正しい知識を持っていれば怖くありません。
不審なメールが届いたら、まず疑ってかかる習慣をつけておくと安心です!