「電気料金の未払いについて【お支払い方法が承認されていません】」は迷惑メール?

東京電力エナジーパートナーから「電気料金の未払い」や「お支払い方法が承認されていません」といったメールが届いて、本物かどうか不安になった!

実はこのタイプのメール、2025年に入ってから急増している詐欺メールの可能性が高いです。

フィッシング対策協議会やトレンドマイクロなどの専門機関からも注意喚起が出されており、前月比で約4.7倍も増加しているとの報告もあります。

東京電力の公式サイトでも、こうした不審なメールについて繰り返し警告を出しているんです。

個人的には、緊急性を煽るメールほど一度立ち止まって確認すべきだと感じています!

1. このメールはホントに迷惑メールなの?

「電気料金の未払いについて【お支払い方法が承認されていません】」という件名のメールは、ほぼ間違いなく迷惑メール(フィッシング詐欺)です。

東京電力エナジーパートナーを装ったこの手のメールは、2024年3月頃から急増しており、多数の報告が寄せられています。

メールの目的は、偽サイトに誘導してクレジットカード情報や個人情報を盗み取ることなんです。

2025年10月23日にも新たな報告があり、現在も継続的に送信されていることが確認されています。

実際に確認されている詐欺メールの件名をいくつか見てみると、

・お支払いに関する重要なお知らせ【未払いの電気料金について】
・未払い料金のご案内【お支払い方法未承認の電気料金】
・未払いの電気料金について【お支払い方法が承認されませんでした】
・【重要なお知らせ】未払いの電気料金についてご連絡させていただくものです

こんな感じのパターンがあります。

これらはすべて、東京電力とは無関係の第三者が送信している詐欺メールです。

2. 本物と偽物を見分けるポイントは?

迷惑メールかどうかを判断する最も確実な方法は、送信元のメールアドレスを確認することです。

東京電力エナジーパートナーからの正規メールは、基本的に「@tepco.co.jp」というドメインから送信されます。

一部のサービスでは「@d-request.jp」が使われることもありますが、それ以外のドメインは偽物と考えて間違いありません。

2025年7月23日に報告された事例では、送信元が「yonekawa.yukio96@vlopc.com」となっており、明らかに公式ドメインではないことがわかります。

実際に報告されている詐欺メールの送信元を確認してみましょう。

・no-reply@wsf210.com
・fc-kamei@samurai-adways.net
・webmail@daimaru-matsuzakaya.jp
・xxxxxx@mkjx.net
・yonekawa.yukio96@vlopc.com

どれも東京電力とはまったく関係のないドメインですね。

表示上の送信者名が「東京電力エナジーパートナー」となっていても、実際のメールアドレスは別物というケースもあるので要注意なんです。

偽メールの特徴

1. 送信元が@tepco.co.jp以外のドメイン
2. 緊急性を強調する文面(24時間以内など)
3. 誤字脱字や不自然な日本語表現
4. URLをクリックさせようとする内容

本文の内容にも特徴があって、「供給停止」「サービス停止」といった脅し文句が使われています。

また、「24時間以内」などの短い期限設定がされている場合も、詐欺メールの可能性が高いです。

3. もしURLをクリックしてしまったらどうなる?

メール内のURLをクリックすると、東京電力の公式サイトに似せた偽サイト(フィッシングサイト)に誘導されます

この偽サイトは、公式ページ(くらしTEPCO web)を模倣して作られており、見た目だけでは本物と区別がつきにくくなっているんです。

偽サイトでは、以下のような情報の入力を求められることが多いです。

・クレジットカード番号
・カード有効期限
・お客様番号
・ログインパスワード
・生年月日
・電話番号

こうした情報を入力してしまうと、悪意のある第三者に個人情報が盗まれ、金銭的な問題に遭う可能性があります

正式なロゴやフッターをコピーしたHTML形式のメールも確認されているので、デザインがきれいだからといって安心はできません。

安全な確認方法

メールのリンクは使わず、検索エンジンから「東京電力 くらしTEPCO」と検索して公式サイトにアクセスする。または、公式アプリから確認するのも良い方法です。

ただし、URLをクリックしただけで情報を入力していなければ、直ちに問題に遭うわけではありません。

慌てずに適切な対処を行うことが大切です。

4. 届いたメールはどう対処すればいい?

不審なメールを受け取った場合の対処法は、シンプルです。

まず、メール本文中のURLは絶対にクリックしないこと

そして、心当たりがない場合や不審に感じた場合は、支払いは行わず、メールを削除してください。

もしホントに電気料金の未払いがあるか心配な場合は、メールのURLからではなく、ブラウザから直接「くらしTEPCO web」にログインして確認するのが安全です。

公式アプリを使って確認する方法もあります。

万が一、偽サイトで個人情報やクレジットカード情報を入力してしまった場合の対応手順ですが、

1. クレジットカード会社に連絡してカードを停止する
2. 東京電力のカスタマーセンターに相談する
3. 最寄りの警察署や消費生活センターに相談する

こんな感じで迅速に対応することで、問題を最小限に抑えることができます。

5. なぜこんなに詐欺メールが増えているの?

東京電力を装った詐欺メールが急増している背景には、いくつかの理由があります。

一つは、電気は誰もが使うサービスなので、ターゲットとなる人数がとても多いということです。

特に東京電力は利用者数が多いため、詐欺師にとって効率的なターゲットになってしまうんです。

また、「電気が止まる」という不安を煽ることで、冷静な判断力を失わせやすいというのも理由の一つです。

緊急性を強調することで、受信者が送信元を十分に確認せずにリンクをクリックしてしまう確率が高まります。

実際、2025年8月のデータでは、東京電力を装うフィッシングサイトが前月比で約4.7倍に急増したという報告もあるんです。

この傾向は今後も続く可能性が高いため、継続的な注意が必要になります。

東京電力も繰り返し注意喚起を行っており、公式サイトでは不審なメールやSMSに関する情報を公開しています。

2025年10月に入ってからも複数の注意喚起が出されており、現在進行形で問題が続いています。

まとめ

「電気料金の未払いについて【お支払い方法が承認されていません】」という件名のメールは、ほぼ確実に迷惑メール(フィッシング詐欺)です。

送信元のメールアドレスが「@tepco.co.jp」以外であれば、間違いなく偽物なので、メール内のURLをクリックせずに削除するのが最善の対応です。

もし電気料金の支払い状況が心配な場合は、メールのリンクからではなく、ブラウザから直接公式サイトにアクセスして確認しましょう。

個人的には、こうした詐欺メールの巧妙さに驚くと同時に、日頃から送信元の確認を習慣づけることの大切さを実感しました!

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