時々メールボックスに届く「お客様情報に関するご確認のお願い」というメール。
ANAマイレージクラブのように見える送信元だから、つい信じてしまいそうになります。
でも正直なところ、このメールは本当に安全なのか、怪しいのか。
判断に迷うことってありますよね。
実は、このメール件名は複数の機関でフィッシング詐欺メールとして報告されているため、かなり気をつけておく必要があります。
この情報を知っておくことで、うっかり個人情報を入力する失敗を防げます。
1. ANA公式が詐欺メールについて警告している?
ANA公式ホームページを見ると、詐欺メール・詐欺電話への注意喚起が分かりやすく掲載されています。
内容を確認すると「お客様の不安を煽り、手続きを促すようなメールを送信することはありません」と、かなり強めに書かれているのが目立ちますね。
公式が明確に否定しているのは「個人情報入力の促し」です。
つまり、個人情報を求めるメールで届く内容のほぼ全てが詐欺だということになります。
2. 件名「お客様情報に関するご確認のお願い」は本当に迷惑メール?
インターネット上の情報をまとめてみると、この件名は複数の情報源で「フィッシング詐欺メール」として報告されています。
迷惑メール相談センター(2025年10月28日現在)でも注意喚起が出ているところ。
SNSやブログでも「このメール来た、怪しい」という報告が増えてます。
実際に確認されている詐欺メールの例を見ると、本文内には「未加算マイル:9,317マイル」「有効期限:72時間以内」といった具体的な数字が記載されているんです。
・「ご確認ください」とリンクを促す
・「72時間以内に対応」など期限を付ける
・マイルが未加算だとか、情報の整合性を理由にする
こういったパターンがとても多いみたい。
焦らせて、急かして、クリックさせるというのが手口の基本ですね。
3. 本物のメールとの見分け方は?
最初に見るべきは「送信元メールアドレス」です。
ただし、送信元を装うことはできるので、これだけでは不十分。
重要なのは「内容」なんです。
ANA公式は「個人情報を求めるようなメールは絶対に送らない」と明言しています。
だから、以下のようなメールが届いたら、ほぼ詐欺だと考えて大丈夫。
・お客様番号やログインパスワードの入力を促す
・クレジットカード情報の入力を求める
・生年月日や電話番号の確認を求める
・焦らせるような文章が含まれている
これらが1つでも当てはまったら、すぐに削除するのが正解です。
4. 万が一クリックしてしまったら?
メール内のリンクをクリックしてしまったけれど、情報は入力しなかった。
そういう場合は、とりあえず大丈夫です。
何も入力していなければ被害はありません。
ただし、その後「入力を促す画面」が出ても、絶対に入力しないこと。
これがポイント。
もしも個人情報を入力してしまった場合は、ANAマイレージクラブのカスタマーサービスに連絡する必要があります。
カスタマーサービスは0120-029-222。
受付時間は9時から19時、年中無休です。
パスワードの変更、クレジットカードの確認などを急ぎましょう。
5. メール受信後は何もしないがベスト
このメール件名で届いたら、リンクはクリックせず、削除するか迷惑メールフォルダに移すのが一番安全なやり方です。
本当に必要なお知らせだったら、ホントに必要なお知らせだったら、メール以外の方法で届くことが多いもの。
自分で心配になったら、メール内のリンクではなく、ブラウザを開いて「ANA 公式」と検索して、そこから公式ページにアクセスして確認する。
これが基本的な対応方法になります。
まとめ
「お客様情報に関するご確認のお願い」という件名のメールは、複数の情報源で詐欺メールとして報告されているため、届いても反応しないほうが無難です。
ANA公式も「不安を煽るようなメールは送らない」と明確に言っています。
リンククリックと個人情報入力は避けて、疑わしいときは公式に問い合わせる。
この対応で、ほぼ被害は防げます。