予測変換のクラウド同期を無効にする方法は?

予測変換が他のデバイスと勝手に同期されて、ちょっと困ることがあります。

プライベートな入力履歴が共有されたり、仕事用とプライベート用の端末で予測候補が混ざってしまうのを防ぎたい時に役立つ設定を調べてみました。

iPhoneでもAndroidでも、設定からクラウド同期を無効化できることがわかりました!

1. iPhoneでクラウド同期を止める方法は?

iPhoneの予測変換は、iCloudを通じて他のAppleデバイスと同期されます。

これを止めるには、iCloudの設定から変更が必要になります。

設定アプリを開いて、一番上にある自分の名前をタップします。

そこから「iCloud」を選んで、下にスクロールしていくと「iCloud Drive」の項目があります。

その中の「キーボードと辞書」の設定を確認すると、同期の制御ができます。

手順は次の通りです。

1. 設定アプリを開く
2. 画面上部の自分の名前をタップ
3. 「iCloud」を選択
4. 「iCloud Drive」に進む
5. 「キーボードと辞書」をオフにする

これで学習した予測変換データがiCloud経由で他の端末に送られなくなります。

ただし、既に同期されていた学習データは各端末に残ったままになります。

注意したい点

1. 既に同期済みのデータは各端末に残る
2. 同期を止めても学習機能自体は動き続ける
3. 他のiCloudデータには影響しない

2. Androidでクラウド同期を無効にするには?

Androidの場合、使っているキーボードアプリによって設定方法が異なります。

最も多くの人が使っているGboardを例に説明していきます。

Gboardは、Googleアカウントと紐づいて学習データをクラウドに保存する機能を持っています。

この機能を止めるには、Gboardの詳細設定から変更する必要があります。

設定手順は以下の通りです。

1. 設定アプリを開く
2. 「システム」または「一般管理」をタップ
3. 「言語と入力」を選択
4. 「Gboard」をタップ
5. 「詳細設定」に進む
6. 「学習とデータの共有」を開く
7. 「Googleアカウントで学習」をオフにする

これで学習データが他のデバイスと同期されなくなります。

機種やAndroidのバージョンによって、メニューの名称が少し変わることがありますが、基本的な流れは同じになります。

3. クラウド同期を止めるとどうなる?

クラウド同期を無効にすると、その端末で学習した予測変換データが他のデバイスに共有されなくなります。

つまり、スマホで覚えた単語がタブレットには出てきません。

各デバイスで独立して学習が進むため、使い分けがしやすくなるメリットがあります。

仕事用とプライベート用で端末を分けている人や、プライバシーを重視する人には便利な設定でした。

専門家の推奨設定

セキュリティ専門家によると、ビジネス用途や機密情報を扱う場合は、クラウド同期を無効にして端末内での学習に限定することが推奨されています。一方で、一般的な個人使用では利便性とプライバシーのバランスを考えて設定を選ぶのが良いとのことです。

ただし、新しい端末に機種変更した時に、今まで学習していた予測変換がすぐに使えなくなる点は考慮が必要です。

4. 同期を止めても学習データは残る?

クラウド同期を無効にしても、既に各端末に保存されている学習データはそのまま残る仕組みになっています。

リセットしたい場合は、別の手順が必要になります。

iPhoneの場合、「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「キーボードの変換学習をリセット」を選ぶと、学習データを消去できます。

Androidの場合は、Gboardの設定内にある「辞書」から「学習した単語とデータを削除」を選択します。

これで予測変換の学習内容がクリアされます。

リセット後は初期状態に戻るため、必要な場合だけ実行する形になります。

5. プライバシーを守るための設定は?

クラウド同期を止めるだけでなく、さらにプライバシーを重視した設定もできます。

Gboardの場合、「自分向けにカスタマイズ」機能をオフにすると、学習機能そのものを無効化できます。

この設定をオンにすると、入力した内容が一切学習されなくなります。

予測変換の候補は表示されますが、自分の入力履歴は反映されない仕組みです。

  • 入力内容が一切学習されない
  • プライバシーが保護される
  • 入力効率は少し下がる可能性がある

共有PCを使う時や、プレゼン中の画面共有時など、必要な場面だけこの設定を使うのもアリかもしれません。

まとめ

予測変換のクラウド同期を無効にする方法を調べてみて、設定自体はそれほど複雑じゃないことがわかりました。

iPhoneならiCloudの設定から、AndroidならGboardの詳細設定から変更するだけで終わります。

プライバシーが気になる人や、端末ごとに予測変換を使い分けたい人には、この設定を知っておくと役立ちます!

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