「【通知】ALマイルの有効期限についての重要なお知らせ」は迷惑メール?

「ALマイルの有効期限についての重要なお知らせ」というメールが届いて、これはホントに本物なのか気になって調べてみました。

このメールは100%迷惑メール(フィッシング詐欺)です!

実は「ALマイル」というサービス自体が存在せず、JALマイレージバンクを装った偽メールなんです。

2025年10月2日には迷惑メール相談センターでも正式に注意喚起されており、個人情報を盗み取ることを目的とした悪質な詐欺メールとして確認されています!

1. 「ALマイル」というサービスは実在するの?

「ALマイル」という名称のマイルサービスは、実在しません。

正式にはJAL(日本航空)が提供する「JALマイレージバンク」というサービスがあります。

しかし「ALマイル」という呼称は使われていないんです。

2025年10月2日の迷惑メール相談センター公式サイトでも、「【通知】ALマイルの有効期限についての重要なお知らせ」という件名のメールが、JALマイレージバンクになりすました偽メールとして報告されています。

つまり、このメールはJALを装って作られた詐欺メールということになります。

送信者は巧妙にJALっぽい名称を使っていますが、実際にはまったく関係のない第三者が送っているメールです。

2025年8月から9月にかけて、同様のJAL関連フィッシングメールが急増しているという報告も複数確認されています。

2. このメールの目的は何?

このフィッシングメールの主な目的は、個人情報の窃取です。

メール本文には「マイルを今すぐ利用する」などのリンクボタンが設置されています。

クリックすると偽サイトへ誘導される仕組みです。

偽サイトは本物のJALマイレージバンクのログイン画面にそっくりに作られており、そこでお得意様番号やパスワードを入力させようとします。

さらに悪質なケースでは、クレジットカード情報まで入力させようとする場合もあるんです。

狙われる主な情報

JALマイレージバンクのお得意様番号とパスワード、メールアドレス、クレジットカード番号と有効期限、その他の個人情報

入力してしまった情報は詐欺グループに渡ってしまいます。

不正利用されるリスクがとても高いです。

JAL公式サイトでも、同様のなりすましメールについて注意喚起を行っています。

3. 迷惑メールかどうか見分ける方法は?

フィッシングメールを見分けるには、いくつかのチェックポイントがあります。

まず確認すべきは送信元のメールアドレスです。

表示名が「JALマイレージバンク」となっていても、実際のアドレスを見るとまったく関係のないドメインが使われているケースがほとんど。

本物のJALからのメールであれば「@jal.co.jp」などの公式ドメインが使われるはずですが、詐欺メールでは「@logobiaoju.com」や「@keep08.trovid.com」といった怪しいドメインが使われています。

次に注目したいのが件名と本文の内容です。

以下のような特徴があれば、詐欺メールの可能性が高いと判断できます。

 

・「有効期限が迫っている」など緊急性を煽る表現

・「期間限定で現金への交換が可能」など通常ありえない内容

・不自然な日本語や誤字脱字

・配信専用メールと書かれている

 

特にマイルを現金に交換できるという内容は、JALの正規サービスには存在しません

明らかに怪しいです。

4. もしリンクをクリックしてしまったらどうする?

万が一、メール内のリンクをクリックしてしまった場合は、落ち着いて対処しましょう。

まだ個人情報を入力していない段階であれば、すぐにそのページを閉じれば大きな被害は防げます。

ただし念のため、ウイルススキャンを実行しておくと安心です。

もし偽サイトでパスワードやクレジットカード情報を入力してしまった場合は、速やかに対応が必要になります。

情報入力後の対応手順

1. JALマイレージバンクの公式サイトからパスワードを変更する
2. クレジットカード会社に連絡して状況を説明する
3. カードの利用停止や再発行を依頼する
4. 警察のサイバー犯罪相談窓口に相談する

特にクレジットカード情報を入力してしまった場合は、不正利用される前にカード会社への連絡を最優先してください。

カード会社によっては24時間対応の窓口も用意されています。

5. 今後同じような詐欺メールを防ぐには?

迷惑メールを受信しないようにするための対策も重要です。

メールアプリやスマホのキャリアが提供する迷惑メールフィルター機能を活用することで、かなりの数の詐欺メールをブロックできます。

iPhoneならメール設定から、Androidなら各キャリアの迷惑メール設定から簡単に設定可能です。

また、怪しいメールが届いた時の基本的な対応ルールを決めておくと安心です。

迷惑メール相談センターが推奨している対策は以下の通りです。

 

・知らない送信者からのメールは開かない

・メール内のリンクは安易にクリックしない

・個人情報を求めるメールには応じない

・公式サイトは必ずブラウザから直接アクセスする

 

特に最後のポイントは大切で、メールのリンクからではなく、自分でブラウザを開いてJALの公式サイトにアクセスする習慣をつけると安全です。

正規のサイトであれば、マイページから正確な情報が確認できます。

まとめ

「ALマイルの有効期限についての重要なお知らせ」というメールは、JALを装った典型的なフィッシング詐欺メールでした。

「ALマイル」という名称自体が架空のものであり、このようなメールが届いても絶対にリンクをクリックしたり、個人情報を入力したりしないことが大切です。

少しでも怪しいと感じたら、メールのリンクは使わずに公式サイトから直接アクセスして確認するのが安全です。

詐欺メールは年々巧妙になっていますが、基本的な見分け方を知っておくことで被害を防げます!